講演

インターネット対応の商品づくりを
〜目標持つことは未来を創ること〜

 福島市の福島駅西口に7月25日、オープンした「コラッセふくしま」の開館を記念した講演会が26日開かれ、会場には約300人の市民らが出席した。県商工労働部経営支援グループ主催の記念講演には大学在学中に企業を起こし、学生ベンチャーの草分け的存在として知られる京都在住の堀場無線研究所の創設者である堀場雅夫氏が「21世紀の企業」と題し講演した。

 堀場氏は講演の中で、「現在の日本には5年先、10年先に夢を抱けなくなった。日本は何でもコスト高になって、モノづくりができない社会。以前ならJIS規格があれば、世界的に信用があったが、最近は『ISO』に変わってきた。だが、時間と金をかけて取得して「『何がいいことあるのか』と聞かれても別に『何もない』と答えるのほかしかたがない」と会場を湧かせながらも、世の中は女性の流行のようにところがあるので、いくら仕事上で、パソコンはMACが性能上からも使いやすいと主張しても世の中がWindowstが主流ならそれに従わなくては仕事にならない。同じように、『この町で、やっていければそれでいい』という商品を造っていても、この町のお客さんが、インターネットで別な商品を見つけたら、そちらにお客さんが取られる。これからは守るも攻めるもインターネットに対応できる商品が、21世紀の新しい起業になる」と語った。
 また、ゴルフの総額賞金1億円に例え、「優勝者が4千万円、準優勝者には2千万円といったようなに賞金を何人かで配分ような時代ではない。ナンバーワンだけが利益が出る時代であり、一位になるかオンリーワンになることだとも語った。

 さらに堀場氏は、「新しい視点、新しい発想でモノを考える時代だが、それを阻害したきたものに、日本の教育があると言う。根本に『単語を覚えなさい。方程式を覚えなさい』といって、新しい発想を許さず、 クリエイティブ な考えを持った人は阻害されてきた。これからは日本の総理も変人と言われる人がなったのであるから、新しい発想と考え方で、世界と戦っていかなければならない」と激励した。
 最後に堀場氏は「世の中の構造、システムは、幸福のためにある目的だが、その他のすべては手段である」と述べ「日本人はすべてに自分を過小評価し過ぎるが、もっと性能限界のフルスピードで走ることが必要であり、目標を持つことは未来を創ることだ」と結んだ。

■堀場雅夫氏紹介
http://www.sanbou.net/retsuden/ha/horiba.htm
■人生 あきらめたらあかん
http://osaka.yomiuri.co.jp/feature/marche/kakedashi/2002/020420.htm
■株式会社堀場製作所
http://global.horiba.com/index.htm