県・県中建設事務所が今年度発注した工事は11月7日現在で435件(インターネットで公表した分)となり、これまで業者が受注した総額は70億4953万円となった。
最高額は昭和・塩田・田母神経常建設共同企業体が4月に受注した2億1000万円で、郡山市大槻町地内の南川放水路筋の河川改修工事。本誌はまた工事別にもまとめて工事の傾向と今後の動向を探ってみた。
全工事の受注額ベストテンでは、10件中8件が一般土木工事で占め、国道、地方道の改良が多く、田村郡が50%で大一建設が三春管内で3件を受注した。郡山市も湖南町で3件の工事が行われ国道と県道の改築が行われている。
(写真−郡山市大槻町で進む南川放水路筋の河川改修工事)

全工事受注部門のベストテン

国道288号バイパス(富久山・三春西)
http://www.pref.fukushima.jp/kenchu/kensetsu/index.html

トップ額は郡山市の「南川放水路」改修か?

 一般土木工事は全受注ベストテン同様に、塩田・田母神経常建設共同企業体。郡山市大槻町で進む南川放水路筋の河川改修工事が今年度最高の受注高になりそうだ。ベストテンすべてが郡山市内の工事で、半分が緊急地方道整備工事だ。4月から9月までの受注10社の総額は約8億2500万円になる。

一般土木部門受注額ベストテン

■南川改修工事のホームページ
http://www.pref.fukushima.jp/kenchu/kensetsu/index.html

建築工事は435件中わずか一件で、須賀川市の松本建設工業が受注した西川警察職員公舎の388万5,000円の受注のみ。

鋼橋上部工事 では、3件で協三工業が6月に受注した郡山市方八町地内の小野郡山線緊急地方道整備工事で6930万円、残り2件は協三と矢田工業で分けた形となった。

暖冷房衛生設備工事では、石田工業所が7月に受注した岩瀬郡天栄村牧之内の国道118号防雪工事の7035万円がトップとなった。また、石田工業所は林業研究センターと郡山高校を5月に受注した。

通信設備工事は、3件で佐藤電気工事が4月に受注した郡山市湖南町赤津地内の国道294号国道改築工事の7035万円がトップ。郡山市の湖南町の国道294号線の改築と
安全施設などの工事だ。

電気設備でも工事は3件、三友電設が4月に受注した郡山市湖南町赤津地内の国道294号国道改築工事が9450万円でトップ。エディソンが郡山市の林業研究センターで受注した。

塗装工事では、福島ル−ト産業が受注した石川郡古殿町大字山上地内の国道349号交通安全施設第2種(県単)工事で703万5000円、工事のほとんどが交通安全施設等整備工事で各社で分け合った形だが、7件の総額は約3000万円だ。

舗装工事47件の受注総額は9億7886万2500円。その工事のトップは蒲生工業が受注した田村郡小野町大字飯豊地内の小野.富岡線道路災害復旧工事で9870万円、ベストテンで5億2300万5000円で、全体の53%を占める計算だ。また、田村郡小野町大字菖蒲谷地内の黒森川筋で「こまちダム建設」に伴う付替県道舗装工事を秋田組が2772万円で受注した。1000万円以上の工事は28件あり、塩田建設が6月に須賀川.二本松線など5件受注した。県単事業は17件、受注総額1億9099万5000円で、すべて補修工事となった。

舗装工事部門のベストテン

福島グリーン開発はすでに4件受注
目立つは「こまちダム」関連の4件

 法面処理工事 はライト工業が6月に受注した郡山市湖南町舟津地内の郡山.湖南線緊急地方道整備工事の5617万5000円がトップだったが、全工事は14件で総額で2億9589万円あった。

 先に倒産した福島グリーン開発は、そのうちの10%に当たる約3000万円を受注し、田村、岩瀬郡に4件あった。また小野町のこまちダム建設では、黒森川筋取付県道で4件あり、受注総額で8956万5000円あった。常磐開発、会津法面、植留緑化土木、芳賀興業が分け合う形となった。(写真=福島グリーン開発の倒産は業界にも大きなショックを与えた)

P・C橋上部工事部門の受注件数は5件で、トップ受注は6月にプロテックが受注した石川郡石川町字白石地内の白河.石川線緊急地方道整備工事で6384万円あった。2件は南川放水路筋で、常磐興産ピーシーと(株)富士ピー・エスが受注した。

南川水路(郡山市大槻町)の請負業者リスト


写真は南川放水路筋で工事が進む現場とに立ち並ぶ各社の工事現場案内板