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安心なブロック塀とは、瞬時に倒れない塀である


〜「あんしんなブロック塀をめざして」の講演会〜
 防災に対するブロック塀の安全と安心をめざす講演会が29日、郡山市のビックパレットで開かれた。「あんしんなブロック塀をめざして」と題するこの講演会は、郡山市の福島シービーの兼子徳嗣社長が代表理事を務める東北コンクリートブロック組合の主催で行われ、福島県ブロック建築技能士会、県左官業組合連合会技能士会が協賛した。また、県建築設計協会県中支部、県建築士会郡山支部が後援し、県内から約170名が参加した。
 始めに、兼子代表幹事(=写真上)が、「最近、世界各地で地震が発生し、その津波による災害や建物の倒壊で多くの人が犠牲になっている。地震国日本も例外ではなく、本県は比較的に地震が少ないが、安心できる状態ではない。いつも発生すると、真っ先にやり玉に挙がるのが、ブロック塀の倒壊。倒れないで安心・安全なブロック塀の施工をめざすため、施工法を復習する意味からもこの講演会を催した。もう一度、技術力を高めてブロ意識を再確認して欲しい」と挨拶した。
そのあと、独立法人国立高等専門学校機構の上村勝弥小山工業高等専門学校建築学科助教授(=写真下)から安心なブロック塀をめざすための防災、ブロック塀の必要性と問題点、さらに設計・施工・維持管理について学んだ。上村氏は、「石塀もブロック塀と言われている。そうした世の中の見方を変えることが大事だが、見方を変えることができるのは、携わっている皆さんが変えるしかない。学会でもいま、組積造をメーソンリーと呼ぶことで、見方を変えている取り組みを行っている」として説明し、地震におけるブロック構造物やブロック塀の被害状況、さらに防災に強いブロック塀の施工法について講義した。
 上村氏はその中で、耐震性・防災性、耐久性、保温性、蓄熱性、遮音性に優れたメーソンリー建築の魅力、1978年の宮城県沖地震以来、危険性に警鐘が鳴らされたのは、不適切な設計・施工と経年劣化による性能低下にあることはじめ、プライバシーの保護や街路の景観、敷地境界線の表示、防犯、防火などに必要性があることなどを指摘した。さらに安心なブロック塀とは、何が起きても「瞬時に倒れない塀」であることを約3時間にわたって詳しく説明した。(06.8.30)



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