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開成山野球場を大規模リニューアル


〜年度内に設計・施工者を選定〜
 郡山市は、老朽化の目立つ開成山野球場について、大規模改修を実施する方針を固め、9月補正予算に設計・施工者を選定するための経費を計上した。選定に当たっては、設計および施工を一体的に委託するため、公募型プロポーザルデザインビルド方式を採用することにしている。年度内に1社を選定する。
昭和27年に建設され、老朽化が指摘されている郡山市の開成山野球場
昭和27年に建設され、老朽化が指摘されている郡山市の開成山野球場
開成山野球場(開成1丁目5−12)は、昭和27年に建設されたセンター117m、両翼100m、収容人数1万9,680人(ベンチ席9,680席、芝生席10,000席)の市営球場で、昭和43年に内野スタンド、62年にはナイター照明設備がそれぞれ追加整備された。
 竣工後50年以上が経過し、最初に整備されたダッグアウトなどでは老朽化・狭あい化が目立っている。一方で、最近では県内でのプロ野球公式戦の開催は主に福島市の県営あづま球場といわき市のいわきグリーンスタジアムに限られている。こうしたことから、市民からは公共の施設として耐震性を高めると同時に、プロ野球公式戦の使用について県内の他球場に比肩しうるような施設整備を求める声が上がっている。

||| 耐震補強、グラウンド拡張、ブルペンは内野席部分に |||
 このため、郡山市では、開成山野球場の耐震性や補強の必要性などを判断するため、17年度に耐震診断調査・基本計画をエーユーエム構造設計(郡山市神明町17−23)に委託して進めた。その結果、耐震性についてはバックネット裏部分について補強の必要があると診断された。
 これを受けて郡山市では、バックネット裏部分を中心に耐震補強工事を実施することを決めた。合わせて、野球場の国際規格である「センター122m以上」の条件を満たすため、5m程度のグラウンドの拡張整備を行う。また、現在、ファールグラウンドに設けられているピッチャーの投球練習場を内野スタンドの一部を改修して同部分に設置することにしている。また、狭あいが指摘されているダッグアウトを拡張し、さらに、現在は得点のみが電光掲示となっているスコアボードについて選手名も電光掲示とし、スタンドの長イスについてはセパレート化を図るという。

 これらを一体的に実施した場合、観客収容人数の減少は避けられないことから、いかにその減少を低く抑えるかが大規模改修のカギになるという。このため、郡山市では野球場という特殊施設の改修について企業独自のノウハウを活用するため、設計・施工業者を一体的に選定する公募型プロポーザルデザインビルド方式による選定を行う。10月には審査委員会を設置し、3回の審査会を経て年度内に1社に絞り込むことにしている。
 開成山野球場の一連の大規模改修に当たっては、数十億円の事業費が必要との試算もあり、事業費の確保も今後の課題となるが、郡山市では設計・施工者の選定後、数年以内に完成できるよう努めていくとしている。(06.8.31)



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