市民〔citizen〕と結ぶネットマガジン!
建設メディア「MEDIA」
Home > まちづくり > 県北


川俣町長の“無断欠席”に非難集中!


〜福島・川俣・飯野合併住民懇談会〜


26日に福島市で開催された福島市・川俣町・飯野町合併協議会による住民懇談会
 福島市・川俣町・飯野町合併協議会による第3回住民懇談会が26日から始まった。平成16年から実施してきた合併協議は19年1月の最終決定を控えて大詰めの段階と言える。しかし、先の川俣町9月定例議会で「合併協議会からの離脱を求める請願」が採択されたことで1市2町合併の先行きは不透明感を増している。そうした中、26日に福島市で開かれた懇談会では明確な理由の説明もなく欠席した川俣町の古川道郎町長の姿勢に非難が集中した。
26日に福島市で開催された福島市・川俣町・飯野町合併協議会による住民懇談会


  ===川俣町議会で合併離脱の請願を採択===  

 福島市・川俣町・飯野町合併協議会は、住民の直接請求に基づき平成16年に設置された法定の合併協議会で、2年間にわたり合併に向けた協議を進めている。この間、それまでの協議会における話し合いの経過や決定事項を住民に説明するための住民懇談会を1市2町の会場で開催している。
 第3回目となる今回の住民懇談会は、住民懇談会としては最終回となるもので、1市2町によるほぼ最終的な合意事項について住民に説明する会となるはずであった。しかし、先の川俣町9月定例会で、川俣町の事業者で構成する団体が提出した「合併協議会からの離脱を求める請願」が採択されたことで、合併合意を目前に先行きの不透明感が一気に高まっている。
 26日に福島市市民会館で開催された懇談会では、当事者である川俣町の古川道郎町長をはじめ、1市2町の各首長が全員出席する唯一の懇談会ということで、福島市民を中心に多くの住民が集まった。しかし、実際に懇談会に出席したのは福島市の瀬戸孝則市長のみで、2町長は明確な理由の説明もなく、懇談会を欠席した。懇談会に出席した住民からは、「福島市民を馬鹿にしている」、「これで本当に懇談会と言えるのか」と言った厳しい批判の声も聞かれ、説明を忌避したような町長の態度に非難が集中した。


  ===宙に浮く人口30万人の中核都市構想===  

川俣町の「合併協議会離脱」の請願採択を伝える新聞記事(福島民報06.9.15)
川俣町の「合併協議会離脱」の請願採択を伝える新聞記事(福島民報06.9.15)
合併離脱の請願が採択されたことは、川俣町の協議会からの即時離脱を意味するものではないが、町議会が間接的に合併離脱の意思を示したものとも考えられ、ここに来て合併協議会の空中分解の可能性も出てきた。合併事務局によれば、仮に川俣町が合併協議から離脱した場合、福島市と飯野町だけで合併を目指すことも可能性としてはあるという。しかし、その場合、今回の合併の最大のメリットである「中核都市への昇格」ができないことになり、合併の大前提が崩れることを意味する。
 中核都市は県で行っている事務の一部が移譲され、市政により独自性を持たせることができるとされている。また、事業所税などの自主的な財源が確保され、今回の1市2町による合併が実現した場合、年間15億円程度の増収が見込まれている。ただし、中核都市の昇格には「人口30万人以上」が必要条件であるため、福島市29万人と飯野町6,500人では、この条件をクリアできなくなる。
 福島市議会と飯野町議会では、いずれも合併反対への目立った動きはないため、今後の合併の行方は川俣町議会がカギを握ることになる。注目の最終判断は12月の定例議会で下される。(06.9.28)



Copyright (C) 2001-2005 Medianetplan Co.,Ltd. All Rights Reserved.
このサイトに記載された記事及び画像の無断転載を禁じます。