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こんな恥ずかしい県に何故なったのか?

 2005年1月31日号の週刊誌「アエラ」は、福島県の佐藤知事が郡山三東スーツの土地をめぐって公共事業の談合に係わっているのではないかと報しられてから約2年、一冊の週刊誌が巻き起こした“スクープ記事”が、福島県の土台骨を大きく揺さぶる事態に発展した。
 あれから1年11ヶ月、事件は東京地検特捜部の家宅捜索で大きく動き、大手ゼネコン東北支店長の思わぬ自殺で『パンドラの箱』は開いた。知事実弟、実弟関係者、さらに地元建設業者の逮捕で、いよいよ知事逮捕かとの声も流れ出した。9月26日、福島県議会9月定例会が開会し、「初日に知事は辞任する」の声も囁かれたが、
「弟のしたこと、自らは潔白だ」と主張、休会を挟んだ2日後の28日、追いつめられ知事は道義的責任の形で辞職した。だが、県民は「辞職は1日遅かった」と引き際のまずさを非難した。

 エアラの“スクープ”当時、5選を果たしたばかりの佐藤知事にプルサーマル計画を押し進める国、その計画の先鋒隊である東京電力の国策と陰謀に満ちているのではないかという声すらあった。土地取引疑惑から官製談合へ発展、さらに知事選をめぐる選挙違反疑惑で複数の県議会現職議員が東京地検特捜部で事情を聴かれる始末となった。県議会議員にあっては、「ドロボーがドロボーを正すプロジェクトチームを内部に発足させてどうするのだ!」という怒りと批判が高まる。県庁内部もまた現職部長、幹部の事情聴取もあって同じ穴のムジナ同士で正義を論じても改革など進まないという声にも耳を傾けることになる。
 11月12日は知事選投票日、各政党はクリーンな人材に白羽の矢をたて、人選を進めている。現職や元国会議員、今どきの官僚を担ぎ出しても県民は納得すまい。一部の政党では人選が固まったが、県民は今度こそ、顔が見え、活躍が見える知事を望んでいるのではないのか。



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