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古民家は古い「庶民文化」の生き証人


 私共、100年保つ家づくりをめざす有志4名(=写真)は、自然と共生できる家(地震・太陽光・風・地下水と共生できる家)を実現すべく、ここ1年議論を重ねてきました。そして、国産の材料を用いた大きい柱・厚い床・長い梁・土壁・畳で構成される住宅が最善であることが分かりました。そして、現在まで使われ続けてきた古民家には、我々が求めている要素が全て組み込まれていることに気付きました。古民家は古い「庶民文化」の生き証人と言えるでしょう。

〈左よりメンバーの菅原良彦、三浦藤夫、当人、富田正廣の各氏〉

 ところが、「古民家」は老朽化が進み、現在の生活様式に合わないなどの理由から、愛着を感じて大切に住んできた方々も、取り壊して現代風な家を新築する方向に向かっているようです。幸いにも景気低迷のため取り壊しのスピードがゆるんでおります。今が、これら庶民文化の証人とも言える古民家を保存するチヤンスなのです。「庶民文化」を伝えるためには古民家に人が住み続け、手入れを欠かさないことが大切です。地元の職人の活躍の揚ができ、技術力の向上に役立ちます。福島市郊外の「民家園」に代表される展示場は、いねば古民家のホスピスであります。古民家が人々に見守られて静かに死を迎える場所なのです。これらを踏まえ以下に提言を申し上げます。

私の提言4カ条
1.古民家は古い「庶民文化」の生き証人であり、これを保存することは古い文化を次世代の人々に伝えてゆく上で大切なことなのです。

2.古民家の保存では、地盤の健全性を保証し、耐雲上の対策を立て、当時の工法を忠実に守って修復することと、人々が住み続けることが重要です。そして、修理・改造をこまめに、バランス良く行う事が重要です。決して、古民家のホスピス化を進めないで下さい。住む人がいない家は、死する他ないのです。

3.古民家の保存では、その古民家に住み続けたいという持ち主に対して、修復に要する資金の補助(例えば一定額の助成金十資金借り入れに際しての利子補給)を行うことが適切でしょう。持ち主が愛着を持たない古民家は失われても仕方ないのではないでしょうか。

4.古民家の修復保存では、昔の知恵と知識に、新しい知恵と知識を加えて、人が住み続けられる「古民家」とすべきです。古民家には、生き続け、そこに住む人を守り続ける義務があるのです。(07.3.29)

《※この提言は平成18年12月に、古民家を大切にしたい県民の一人として、県に提案しました。》

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