市民〔citizen〕と結ぶネットマガジン!
建設メディア「MEDIA」
Home >三浦藤夫社長が古民家・数寄屋造りを語る!

三浦藤夫社長が古民家・数寄屋造りを語る!、県建築士事務所協会青年部の「古民家体験会」で講演


  古民家再生や100年住宅など、日本古来の住宅建築をめざす福島市の三浦工匠店(有)の三浦藤夫社長は15日、社団法人福島県建築士事務所協会県北支部青年部が開いた古民家体験勉強会で「伝統建築物について」と題して講演を行った。会場となった福島市佐原の佐藤宏三さん宅は築100年近い古民家、ここに青年部の会員ら約30人が出席して、古民家に良さに触れながら古民家の建築工法や佐藤邸の内部改築の留意点、さらに使い易くした建築方法など約1時間にわたって学んだ。

 まず三浦氏は、「“家づくりの究極は“数寄屋造りにあり”と23年前から毎年数回、東京で開かれる“卒業のない研修セミナー”の参加を通して、これからも多くを学び、福島にも後世に残る建物を造っていきたい」とあいさつし、教科書には無い大工雑学について講演に入った。
先人たちの伝統ある技術や文化を捨てるな
 三浦氏は講演の中で、「古民家は何百年と続いた伝統工法でありながら、ここ数十年でホンモノ

の住宅ができなくなったことを考えれば、古民家は何と価値のある建物かが分かる。私たちは住みながら残せる古民家再生を心がけなければならない。長年暮らしてきた家には、必ず改造が施してあるが、水回りを家の中に取り込んだことが腐れ易く壊れ易くなった一番の原因だと考えられる。さらに、寒さ対策としてサッシ取り付けや屋根を変えてしまうこと等で、家のバランスが悪くしてきた。もちろん夏は涼しいので、冬の対策を元の原型に戻して考えれば、いちばん美しく最高の住まいとなるはず。堂々とした構えと長い歴史を刻んできた風格のある建物の中でゆったりと“花鳥風月”を楽しみながら、生活ができることは、最高の幸せ。古民家はいま、住みにくいとされ、次々と取り壊され、何百年も続いた先人たちの技術や文化を捨てて、長持ちのしない格好だけの安い住まいは、かえって高価で、ゴミを大量に生産しているに過ぎない。古民家は大修理をすれば、100年は住み続ける事ができる。若い青年部の皆さんの知恵を貸して頂き、共に古民家再生や文化財の修理などに取り組んで欲しい」と語った。

 この後、うつくしま芸人会の人達による落語や漫談、浪曲などが行われ地域の人達と“古民家交流”も図られた。(08.2.18)
建設メディア関連記事
http://www.medianetplan.com/0607/002.html



Copyright (C) 2001-2005 Medianetplan Co.,Ltd. All Rights Reserved.
このサイトに記載された記事及び画像の無断転載を禁じます。