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住宅の耐震化と古民家再生・改修を学ぶ、福島県耐震化・リフォーム等推進協議会が主催
 福島県耐震化・リフォーム等推進協議会(事務局・県建築士事務所協会)は26日、建設センターで,『改修と再生を考える』と題するセミナーを開いた。講師には、仙台市都市整備局住環境部の伏見義則氏と郡山市の宗像和則建築設計事務所の宗像和則氏が、それぞれの立場で耐震対策と古民家の再生とリフォームについて講演した。

 仙台市は今後、10年以内に宮城県沖地震に匹敵する地震の発生確率は60%、さらに30年以内には99%起きると予測し、住宅などの
耐震診断や耐震改修を積極的に進めていることから、既存建物の耐震診断・耐震改修の立案や実施方法について伏見氏が講演した。中でも、仙台市の戸建て木造住宅等の耐震診断・耐震改修に対する助成費の一般診断では,費用16万8000円のうち10%を所有者が負担するほか、耐震改修では、建物の所有者に対象工事の1/2以内、かつ60万円を限度するほか、建物の65歳以上の所有者に対象工事の1/6以内、かつ15万円を限度に助成を行っていると紹介した。また、こうした助成制度を利用しやすくするため耐震診断の申し込みを郵送でも可能な仕組みを確保する一方で、広報活動として、市ホームページ,市政だより、防災・リフォーム・住宅フェア、パンフレット配布や報道機関への取材対応で周知を図っているとも語った。また、耐震診断の実績や改修費用などについても説明した。

 再生とリフォームでは、宗像氏がこれまでに取り組んできた郡山市の“柳橋歌舞伎”安積開拓入植者の家である愛媛松山藩士の入植住宅、鎌倉から郡山市に移築した作家・久米正雄邸、棚倉TMO まち工房たなくらの「集いの小径・整備事業、二本松市の尚古館等の天保蔵・天明蔵の再生活用などについて、古民家を再生する場合の建築主の想いや予算、チーム、法律などに取り組んだ経緯をパワーポイントで紹介した。宗像氏は、「すべてを文化財と捉え、古民家再生は、あくまでも物語と風格の芸術であり、リフォームではない。このマチはこのムラはこれで良いのかと常に問いかけたい」と語った。(08.3.28)



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