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あなたも「200年住宅」に夢を馳せてみませんか!
消費住宅からの脱却

 アメリカ約100年、イギリス約140年、日本30年。これ何の数字が分かります? 実はこれ木造住宅の平均寿命なんですね。日本の経済がうなぎ上りとなった昭和40年代半ばから、大手ハウスメーカーを中心にプレハブ住宅が急増し、1〜2ヶ月で“一生の大きな買い物”である“我が家”が出来上がって、家族みんなで喜んでいた時代が、まさに消費住宅の始まりなんです。その後も消費住宅は“坪単価・29万8000千円”を売り物に住宅メーカーは急成長を遂げてきました。



写真=右から大村一夫会長、富田正廣事務局長、三浦藤夫副会長、菅原良彦副会長

  だがー、いま確実に寿命の長い家づくりが、日本でも叫ばれてきたのです。国は「200年住宅ビジョン」を掲げて、「超長期住宅の建築」に力を入れ始めました。これが4月11日から国土交通省が募集を開始した「超長期住宅先導的モデル事業提案」なのです。別に何〜と言うことはないのですよ。ゴミになる家づくりをやめて、孫の代まで住んでいこうという取り組みなんです。有名人のテレビコマーシャルに踊らされ、豪華なチラシに目を奪われて、結局は見てくれだけの高い住宅を買わせられ、20年から30年でゴミになる家に住んでいるのかと思うと、「もっと家づくりの勉強をしてから建てるべきだったな〜」と、後悔しているのではないでしょうか。

■ 古民家を壊す!
文化遺産を壊し歴史を捨てること。


 福島市で古民家再生や100年住宅に取り組み、この2月に若い建築士さんの前で講演した三浦藤夫さん(三浦工匠店代表)はこう言っていました。「今、古民家は住みにくいと言われ、次々と取り壊されていきます。何百年も続く先人達の素晴らしい技術や文化を捨てて、長持ちしない、格好だけの安い住まいは、かえって高価でゴミを大量に生産しているに過ぎないと私は感じています。古民家という建物は、大修理をすれば、また100年位住み続けられることが出来るのです」と近年の家づくりや古民家が壊されていく行政のあり方に疑問を投げかけたのです。

写真=毎月、超長期住宅づくりの勉強会を続けています

  200年、300年と代々住み続けた古民家をいとも簡単に壊すことは、文化遺産を壊し歴史を捨てていると同じなのですね。壊した文化遺産は、二度と元のようには造れません。古民家にずっと住み続け守っていく家族にはそれなりの助成を施し、国の遺産を守っていくという責任は行政にあるはずです。こんなデカイことを言えるのも、三浦さんとの出会いからです。

 今では毎月のようにゲストを呼んでは、100年住宅の家づくりを勉強してきた「ふくしま数寄造りの会」も、この4月で丸2年が過ぎました。いよいよ、本格的な取り組みに着手しようと言う話しになった時、降って沸いてきたのが、この「200年住宅ビジョン」でした。早速、県土木部建築指導課を訪ねて指導を仰き、当会の会合にもの蓮沼専門建築技師(建築指導グループ)が来られて直接指導を受けました。にわかに周辺も忙しくなり、ここ3ヶ月ばかりは何度も勉強会を重ねて、提案書・福島県第1号をめざしています。

 我々の目指す家づくりは、長期にわたる建築主との打ち合わせ、個々に及ぶ改修時期の提示、建築費の提示、使用木材・素材の明確なる明細書の提示、県産材100%の使用、地盤の調査・地震対策の明示、平均筑後年数の算出など、これまで建築主を困らせ、悩ませた問題にも積極的に取り組む姿勢を明確にすることetc・・・。

 そんな問題にも、地盤・地震研究会社、建築会社、設計会社、マスコミ関連の4人が連携して取り組む体制を高く評価してくれたのも蓮沼技師でした。もうひとつ、忘れてならないのが、消えていく職人の技・匠を後世に残す取り組みにも意欲を燃やしています。ぜひ、この取り組みに賛同する皆さん!ぜひお声をかけてください。共に勉強して超長期住宅に夢を馳せてみませんか!(08.5.2)

■ふくしま数寄造りの会ホームページ
http://www.medianetplan.com/0704/002.html
■私が考える古民家再生とは(三浦藤夫さん)
http://www.shinsukiya.jp/saisei/index.html
■200年住宅ビジョン
http://www.jimin.jp/jimin/seisaku/2007/seisaku-007.html



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