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200年住宅に大断面構造用集成材を生かす!
藤寿産業(郡山市)の櫛田・藤村両氏に聞く

 200年住宅(超長期住宅)先導的モデル事業の第1回目の応募が4月から始まり、県内でも地元工務店を主体に提案書を提出しようとする動きが始まった。福島市内で地質調査・構造設計・工務店・マスコミ(ネット関連)の4社が結集する「ふくしま数寄造りの会」は、今年度末の公募提出をめざし勉強を続けている。今回は、“集成材”で実績が高い郡山市の藤寿産業を訪ねて、その構造について学んだ。今回の勉強会には、郡山市の大内邦夫社長(大邦産業)にも同行を頂きました。

 ◎出席者    
 藤寿産業株式会社    櫛田利美技術部設計課主幹(一級建築士)
 藤寿産業株式会社  藤村圭城営業部企画開発室課長
 大邦産業株式会社  大内邦夫代表取締役
   
 ◎ふくしま数寄造りの会    
大村一夫会長    (株式会社大和地質研究所)
 富田正廣事務局長  (株式会社メディアネットプラン)



集成材の耐震構造などについて質問する大村会長(右端)

 同会の大村一夫会長と富田正廣事務局長は先月30日、集成材の耐震構造について学ぶため、郡山市の田村工業団地にある藤寿産業を訪ね「大断面木造建築システム」について同社の技術部設計課主幹の櫛田利美一級建築士と営業部企画開発室の藤村圭城課長から、集成材の持つ強度、無垢材と集成材の比較と使用法、さらに使用目的などについて具体的な話しを聞いた。





集成材の特徴について説明する櫛田(左)と藤村氏

  現在、同社では公共建築物などの大型物件に骨組みとして使う例が多く、住宅にどのように使うかを模索中だが、3階建てのアパートなどに積極的に集成材を使用し、200年住宅に向けての取り組みも始まっている。さらに同社も関連会社を中心として今年度中の公募提出を目指している。藤村課長は「大工さんは目に見える部分で技術を発揮していただき、私どもは目に見えない所で活躍できれば有り難い」と集成材はあくまでも縁の下の力持ちであることを強調した。櫛田建築士も「集成材には化粧板を張って意匠にもこだわっています」とサンプルを見せてくれた。それに対し大村会長は、「強度問題、さらに化粧板を張った意匠的な部分にも問題はないと集成材が200年住宅にも適合すると確信しました」と語った。

強度があり柱や梁に使われる集成材

 また、集成材は値段的に高めだが、強度があること、バラツキがないこと、長く保たせるには最適であることから、柱と梁に使うことが最も良いことを学んだほか、金具と木材の相性や基礎部分のコンクリートに変わるものは何かなど、200年住宅の取り組みに向けた課題についても情報を交換した。大村会長は、「無垢材と集成材の良さを生かしながら、要所々で使い分けができると確信できた。次の勉強会に向けて一歩前進できた」と話した。そのあと両氏の案内で工場を見学し集成材ができる工程を見て回った。(08.6.2)
■藤寿産業ホームページ
http://www.toju.co.jp/
■ふくしま数寄造りの会
http://www.medianetplan.com/0704/002.html



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