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ベトナムに県人のビジネスは展開できるか


 先日、あるご縁で、最近のベトナム事情に詳しい女性と話しする機会を得た。頂いた名刺は、名前だけが日本語で、後はすべて横文字。後日、ネットで調べたら『日本の頭となるビジネス開発会社』とでも訳せば良いのか、日本の大手投資会社に勤め現在はベトナムに長期滞在し、日本企業とベトナムを結ぶビジネスを支援しているのである。





 小生など、10数年前に一度ベトナム行ったことがある程度で、最近のベトナム事情など何も知らない。きっかけは、ここ数年ベトナムやカンボジアにビジネスチャンスを模索する友人を仲介したことから、このチャンスに出会ったのである。10年前のベトナムの経済社会は1968年に導入されたドイモイ政策(改革と解放)の真っ只中で、人々は活気に溢れていた。わずか1週間の滞在だったが、裸足で水牛に乗る子どもやバケツで田畑に水を汲み入れる農民の姿を目にして、まだまだ未開の国という印象を持っている。あれから10数年後のベトナムの今に、新たな興味とビジネスチャンスを描いた。

 話の中で驚いたことは、未だにベトナムは30%台の成長率を保っていると言うことであった。当時は日本円で3000円もあれば1ヶ月はラクラク暮らせるし、5000円あればメードも雇えたという時代だったか、現在は10万円がないと楽ではないらしい。中でも住むための賃貸住宅が最低3万円はかかるというほど物価は上昇したようだ。

 福島という地方都市のビジネスチャンスは、一体どんなところにあるのかを訪ねたところ、中国や韓国のようにまだまだ、富裕層が急増する国ではないが、一部の富裕層には、食品では和牛、サーモンなどの加工品が人気で、成功例ではカップ麺のエースコックが市場の70%を独占しているという。さらに電気製品のベスト電器、水回り商品を主力とするTOTOやINAXも現地で成功した企業のようである。これからのビジネスでは、子ども相手や口にする食品関係で、中国製品の農薬事件や偽装事件もあって、信用力で人気の高い日本製品はよく売れているようだ。今年1月からベトナムの小売市場が解放され、特に在ベトナムの自動車メーカーなどは直接、輸入した完成車の流通権が得られるようになって市場が広がるというのである。

 また、教育ビジネスにもチャンスが生まれた。“共稼ぎ”が当たり前のベトナムでは、子どもの英才教育にも熱心だという。特に保育所、英語塾、日本語塾、スポーツ系ジム。専門学校の設立などに期待が持てるという。すでに女性をターゲットにしメーキャップの専門学校や塾のKUMON(公文)などは展開を図って成功しているとのことだ。ほかにも、テレビショッピングも盛んで農薬をとるマシーンやサプリメントの通販も人気があるという。

 実のところは、大資本をバックにベトナムでのビジネスを展開する企業は多いだろうが、福島県という小資本の企業が多いところでで、イザ!ベトナム市場に参入するとすれば、まずは、ボランティア覚悟で3年程度は現地調査が必要のようだ。それから、ベトナムにとっていま、「何が必要で何が足りないのか」をじっくりと検証するスタンスが必要のようだ。

 福島県には福島の特産品が山ほどある。その一つひとつを吟味し、ベトナム人に合った加工品として輸出するか、ベトナムの原料を輸入してそれを加工して、逆輸出をする方法等がありそうである。成長著しいベトナムでも福島県人のビジネスは広がるような期待感を持った。

 この女性をH・Oさんと呼ぶとして、ネットで検索した彼女の現地報告書の中では、“成長著しいベトナムでは、金融(証券・銀行)、製造・加工業(農産物加工、機械その他)、運輸・建設関係からITソフト関連分野まで、幅広い産業を投資対象に見込んでいる」と書いてありました。彼女はこれからもベトナムの成長を支えるより多くの有望な企業の発掘と支援をしたい」とベトナムに対する熱い思いが報告書から伝わってきたのである(09.6.8)




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