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わが社独自の開発やアイデアで生き残れ!
福島県の22年度当初予算計上で見えてきたもの


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 福島県の22年度当初予算が県から3日発表となった。県ホームページでもその日のウチに掲載された。これまでは新聞記事だけが頼りだったが、県や国の情報提供は迅速でかつ間違いがないので有り難い。これに比べ、市町村の自治体の対応は「情報公開制度」に対する首長の理解度の有無によって温度差は大きい。県に続いて各自治体も当初予算を始め入札情報の提供もホームページで迅速にお願いしたい。なんでも記者発表をすれば良いというのではなく、住民を始め社会に対し、首長のやる気度、潔白さの証明になる。こちらとしては、首長の善し悪しもホームページで判断できるからだ。近く当メディアで市町村ホームページをランキング付で作ってみたいと考えている。

 ここまでは余談として、今回の福島県の当初予算(案)で気になったのは、やはり22年度の公共事業費である。本来は今年度より94億円減って8.7%のマイナスだったが、県単独事業が5.1%増したことから7.9%マイナスの1095億円に止まった。この公共事業費が当初予算総額約9022億円に占める割合は約12%である。ーが、地元建設業界にとっては、国の公共事業の大幅な削減と併せて新年度も厳しく苦しい経営環境が続くことは間違いない。

予算には、明日のメシの種が隠されている!

 ズラッと予算案を見渡して、特に目にとまったのは、県教育委員会が一部の関係者から批判を浴びた国・県指定文化財などの補修費を打ち切ったことだが、国・県指定文化財の保存・活用経費を補助する新事業として蘇り、
2784万円が当初予算に計上された。民間の文化財所有者は、この措置にホッとしたことだろう。
 また、佐藤知事は住民に密着する生活道路維持補修などに390億円を予算計上した。金額は少ないが「地域に生きる建設企業支援事業」に38万円を新規で計上、意欲ある建設業チャレンジ支援事業には824万円を緊急経済・雇用対策の中の新事業創出等の促進として計上した。少しばかり佐藤知事の顔が見えた気がする。(写真は福島市の民家園)

 縮減と削減などで限られた予算計上でも、特に建設業者が目を付けて欲しいのが、県の重点推進事業である「県民総参加による脱温暖化プロジェクト」だ。地球温暖化防止のための「福島議定書」事業には1446万円を計上した。この中にはエコポイントによる環境活動促進事業(554万円)、低酸素住まいづくり推進事業(2000万円)、森を木づかうふくしま住まいる事業外(1658万円)、木質バイオマス利用施設等整備事業(4004万円)等に重点が置かれている。こうした環境問題に取り組む姿勢は建設業者にも求められる。これまでのハード面重視の公共事業から「わが社独自の開発やアイデアで生き残れる事業」と言えるのではないか。ほかにも関連する予算は多い。業者はちょっと視線を変えて予算計上内容を見渡してみることだ。そこに明日のメシの種が隠されている。   
(2010.2.04)
■福島県平成22年度当初予算(案)概要
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=12009





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