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福島市中心市街地を現代版『家守』が斬る!
おもしろい人+付帯サービスでエリア価値を高めよ

 家守(やもり)という言葉をご存じでしょうか。江戸時代、不在地主に変わって宅地・建物を管理し、タウンマネジメントを担う人のことをいうのだそうだ。その“家守”を現代に復活させ、老朽化したビルや空きビルなどを単体で再生するだけでなく、そのビルを含めた“エ リア全体”の価値を高めさせている人のことを“現代版家守”と呼んでいる。そのひとりである清水義次氏(アフタヌーンサソエティ代表)を迎えた講演会が福島市で23日開かれた。



 JR福島駅を中心とする福島市の人口は29万4773人(平成21年1月現在)となり、これまでの最高を推移した。その後も推移は維持され昨年12月現在でもわずか 337人が減少したに過ぎない。「人口30万の地方都市としては、全国でもまれに見る成長性をもったマチ、可能性の高いマチだ。少々、中心市街地がくたびれてはいるのは残念だが、全体としてはうまくいっているマチ」と清水氏は位置づけた。

 さらに「福島市の消費購買動向調査(21年3月)結果」の買物場所利用頻度を踏まえ、平成11年度には第1位を示していた駅東口周辺は 20年度には第5位に転落し、第5位だった余目・矢野目周辺が第1位に躍り出ている調査を見ても中心市街地のエリア価値は低下していると指摘した。そのエリア価値が低下している商店街に対する要望の第1位に駐車場の設置等(70.4%)、第2位に新しい・好みに合う品揃え(62.7%)とあるが、東京近郊 ではすでに若者の車離れが進んでいるにもかかわらず駐車場の設置が第1位の要望に上げられたその理由がわからないとした。第2位の品揃えについては経営者の課題だ」と分析した。

 ただ、30万人の地方都市で県庁所在地でありながら、駅周辺には憩いとなる「カフェ」が見つからなかったし、フルーツ王国福島をアピールしているわりには市街地に物産館なるものがないことへ疑問を投げかけた。また、30万地方都市でデパート運営や業態・設置が難しいのは、空き店舗や駐車場の多さを見ても地方の経済がいかに衰退しているかが分かると述べた。

 中心市街地で中心市街地の問題を練っても挫折するだけ、クリエーター・アーティスト・アントレプレナーなどといった“おもしろい 人”を集めて中心地に定着して貰うことが付帯サービスの発生に繋がり、その効果で高い家賃の負担が可能な層が集まることで家賃も上昇すると語った。人はまちを歩き、まちに賑わいを創り、さらに横に繋がるまちをつくっていくことが、エリアの価値を高めていくと清水氏は、現代版「家守」の役割などについて語った。また、清水氏は東京・ 内神田拠点プロジェクトの取り組みなどについても解説した。 (2月25日) 

◎ 講演名 「現代版『家守』の挑戦!」~エリア価値をたかめる~

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