Home >ならぬことはならぬものです
会員専用はこちら

ならぬことはならぬものです

慶徳綜合経営センター株式会社
代表取締役 慶徳孝一

  確定申告時期を終え、例年なら何となく心に余裕ができるシーズンなのですが、今年に限ってはその余裕がありません。世の中に漂う“不況感”が一般消費者の需要抑制を呼び、どの業態も苦戦を強いられており、私たちも気を緩めていられない状況が続いております。そんな中、意地の悪い税務調査に遭遇し、とても飲めない修正勧奨を受け、拒否したら確定申告最終日(3月15日)に「所得税の更正通知書」が納税者の元に届けられました。これから税務署と徹底抗戦の予定です。
「弱い者いじめは税務署の得意技」なのかと思わせるような税務署の暴挙を垣間見て、昨年秋の著名な個人数名の高額な所得の申告漏れ(無申告)事件を思い出しました。課税当局による処分が「何で?」と思えるような寛容な解決策になったとの報道に、ある意味憤りを感じました。1人は脳科学者です。『何年もの間確定申告を行っていなかったことが脱税に当たらない?確定申告している人が申告漏れを指摘されたら「隠したんだろう」と調査官に詰め寄られるだろうに、初めから申告していなければ脱税には問われないんだ。』一般の市民感情はそのようなものだったでしょう。巨額贈与の問題も一般市民とは縁のない世界の出来事でした。本人が知らなければ脱税事件ともできないという唆味な決着がなされました。私たち職業会計人の目から見れば、脱税事件として告発するには仮装・隠蔽の証拠が不十分で難しいことはわかるのですが、一般市民の感情はそんな割り切り方はできません。
私の郷里(会津)には誇るべき教えがあります。

「ならぬことはならぬものです」

 会津藩に伝わる「什(じゆう)の捷」という、武家の子供の心構えを説いた教えの最後の一節がこれです。年長者を敬う、嘘をつかない、卑怯な振る舞いをしない、弱い者を労わる等々最低限必要な倫理観を幼少の頃より身につけさせようとしたものです。このようにして醸成された価値観は、その人の生き方に大きな影響を与えることとなったのでしょう。先に述べた脳科学者の手にかかると“洗脳”と片づけられてしまうのかも・・・・’(NO128)

■慶徳綜合経営センター株式会社
http://www.e-adviser.jp/keitoku/
■税理士 慶徳孝一の税と経営
http://www.medianetplan.com/keitoku/





Copyright (C) Medianetplan Co.,Ltd. All Rights Reserved.
このサイトに記載された記事及び画像の無断転載を禁じます。