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育った年数だけ、伐採後に生き続ける家づくりを!
豊かなふる里を築く研究会が「会津百年スギの家」を見学

 孫の代までの家づくりをめざすNPO法人・豊かなふる里を築く研究会の家づくり研究部会(大村一夫会長)は30日、河沼郡湯川村に展示場を持つ「会津百年スギの家」を見学した。展示場・木楽塾の主宰者である吉田誠一さん(有限会社吉田建築計画事務所代表取締役)にスギの家のこだわりや伝統木造建築工程、木造建築の良さなどについてお伺いしました。



 同家づくり研究会のメンバーは同日午後、湯川村笈川にある展示場に到着すると早速、主宰者の吉田さんから「会津百年スギの家」について説明を受けました。その中で、100年以上の材木を指す「大径材」(丸太で最小径が30センチメートル以上のもの)を使って“100年以上生き続ける家づくり”を実現したという吉田さんは「架構(柱や梁の構造)と間取りを合致させるブランを提案すること。すなわち構造体は太く大きく、仕上げ材は細くが、私どもの考え方」と言うとおり、その内部の梁や柱の太さと多さにまず驚かされました。こうした大径材は会津全域に130ヘクタールあると言います。そのスギの伐採から乾燥、そして製材から乾燥を経て地鎮祭、さらに手刻み(仕口・継手、組立)を経て上棟式を迎え、仕上げ工程、そして設計図書との照合・確認で完成となります。この間、発注者と設計者が一体となって進められる運営管理方式いわゆるCM(コントラクション・マネージメント)方式を採用し、工期遅延や予算超過を防止に努めたと言うことでした。

 吉田さんは、さらに雪国の民家の特徴である構造材の木組みを見せる真壁工法の採用と松井邦夫共著の「木造住宅私家版仕様書」に基づき大工の手刻みによる施工品質保証を地元にあった「会津版」として採用しました。『会津百年スギの家』づくりには10を越す多くの森林組合、製材組合、林業業が参加している背景には、木を生産する山の側では伐採された木は育った年数以上に有効に使って欲しいと願う思いがあるだけに、住む人の家への思いが大切だと吉田さんは話します。会津の木の良さや価値、そして木を生かす工法が広く認知されることが会津産木材の復権と需要拡大、すなわち林業や建築に関する文化の復権、山村の活性化と都市との交流の拡大につながると考えていると話しています。研究会のメンバーは100年育って伐採した木は、100年住める家づくりが必要だと言うことを実感してきました。私たちは「家は買う物ではない。施主と共に研究を重ね、共に造りあげていくもの」だということを再認識しました。また、同行頂きました大邦産業の大内会長さんにもお礼を申し上げます。(10.8.3)
■会津産木材供給連絡会
http://www15.ocn.ne.jp/~amkr/
■「会津百年スギの家」ホームページ
http://www.aizu100sugi.com/index.php





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