Home >坪単価60万円の「ロハスの家」実用化へ加速 会員専用はこちら

坪単価60万円の「ロハスの家」実用化へ加速
日本大学工学部で「産・学・官連携フォーラム」開催

 日本大学工学部工学研究所、郡山地域テクノポリス推進機構等が毎年開催する「産・学・官連携フォーラム」が11月10日、同大学50周年記念館で開かれた。
 はじめに、出村克宣日本大学工学部長と丹治一郎郡山地域テクノポリス推進機構理事長があいさつをした後、基調講演では、
震災で甚大な被害を受けた林精器製造の林昭博社長が、いち早く操業を再開した復興事例について語った後、「震災被害から学ぶ安心安全な地域創生と課題について」同大学中村晋教授が、災害要因や地域防災の必要性、さらには安全安心な地域創生については、ソフト面とハード面での課題に触れて、災害に強い社会システムの形成や防災意識に強い市民ネットワークの組織づくり等、災害に強いまちづくりの必要性を解説した。
 
 また、同大学浦部智義准教授は、福島県の震災や原発事故を踏まえ、安心で安全な持続可能・発展可能な社会の取り組みから「建築とロハスによるこれからの住環境形成への取り組みについて」講演を行った。また、3氏等によるパネルディスカッションも行われ、“安心とは、安心とは何か”などについても討論が行われた。
 
 これに先立ち、構内では「ロハスの家3号」の見学会が開かれ、雨水を一年中利用するシステムや太陽光(熱)と地中熱を使った“通年水自給の木とガラスの家”を多くの関係者が見学した。現場で説明に当たった機械工学科の伊藤耕祐准教授は当社の取材に「実験のための実験はしない、実用化に向けて進んでいる。現在の実験棟は、およそ4600万円を投入しているが、実用化では坪当たり単価60万前後をめざしている」と話した。

■ ロハスの家関連ホームページ
http://www.ce.nihon-u.ac.jp/koho_plus/2011/08/post-16.html
http://www.ce.nihon-u.ac.jp/lohas/lohause.html

取材を終えて一言

ここ数年、同フォーラムに参加してきたが、年々小振りの感は否めない。「産・学・官連携フォーラム」とは言え、いまひとつ連携が見えないのが残念。産業界からの大学に対する声、さらには参加のなかった「官」への声も聞こえることはなかった。さらに残念なのは大学側の身近な人材とロハスの家のみに限られたフォーラムだっただけに、会場には企業側の参加者が少なく、同大学生の姿が多く見受けられ、ゼミの様相を強く感じた。次回には県や郡山市等の参加や企業にとって魅力ある内容になることを期待する。(富)





Copyright (C) Medianetplan Co.,Ltd. All Rights Reserved.
このサイトに記載された記事及び画像の無断転載を禁じます。