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「松川支所、松川学習センター」の公開ヒヤリング
松川町の文化と風土アピール出来たかがカギ?

 

福島市が26年度の完成を目指す「松川支所・松川学習センター」移転新築工事の設計者選定プロポーザル公開ヒヤリングが26日に行われた。要請を受けた(株)田畑建築設計事務所、(株)太田建築設計事務所 、(有)造建築事務所の3者がそれぞれの順で公開ヒヤリングに挑み提案内容を発表した。

 プロポーザルの概要には、「松川支所庁舎、松川学習センターの老朽化と情報化対応の限界等を解決し、市民サービスの向上を目指した新たな行政サービスの拠点となる複合施設として、支所と学習センターを合築整備し、地域コミュニティー活動や地域防災の拠点づくり、また、多様な生涯学習機能を付加した施設の整備を図る」ことをコンセプトに、「卓越した技術をもって本業務を担える建築設計者」を選定する内容だ。(写真はヒヤリング直前の会場風景)

 3者はそれぞれ、不整形地と土地の高低差、隣接の用水路等の諸問題を如何にクリアして、松川町の文化と風土を取り入れるかという点を強調した。また、支所・学習センター、駐車場といった配置にも独自の主張を織り交ぜて審査委員にアピールした。審査委員からは、不整形地のフラット化、水路の暗渠化、宿場町としてのイメージ、文化財の保護といった現状の問題から、避難施設としての役割、コストの縮減、地域とのコミュニケーション等について質問が相次いだ。
 特に審査委員からは、コスト縮減の裏付けや伝わってこない本業務への姿勢等が指摘される場面もあった。審査委員は終了後に審査に入り、その結果は7月上旬福島市ホームページで公表される。

 

取材を終えて

 3者のヒヤリングを最後まで聞きながら、特に感じたことは地元を代表する設計事務所にしては3者とも発表が「下手であった」と言うことだ。大手設計業者はこうした機会を何度も踏んでアピールの仕方を研究し、それなりのプロセスを持ってヒヤリングに挑んでいるのだろう。
 場数を踏む機会が少ないせいもあるのだろうが、発表者と同席する補佐との連携プレーはほとんど出来ていない。特に発表者の服装や姿勢、言葉使いと間、質問への答弁内容も“予習・復習”が出来ていない。「想定される質問への回答は、3通り持っていろ」とよく言われたもりだがその通りのようだ。
 今後は大手設計業者にも対抗できるヒヤリングの発表と回答を常日頃から「練習と熟練」することが地元設計事務所の重要な取り組みのひとつだと感じた。発表は7月になるが、ヒヤリングを聞いたなかでは、今度こそ《あのー》「某」建築設計事務所が当選を果たすかも知れない。「デキレース」ハ、ナイコトヲイノッテ。(富田)

■ プロポ競技では、審査員全員の明確な表示必要 
http://blogs.yahoo.co.jp/cxgsw928/39182302.html





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