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県警察本部新庁舎計画“公開ヒヤリング”に提案者は1者
“無味乾燥”・“机上の空論”に1時間のキャッチボール

 福島県総務部施設管理課が担当する公募型プロポーザル方式「県警察本部庁舎整備基本構想・基本計画策定業務」に係わる公開ヒヤリングが18日、福島市の自治会館で行われた。

 ヒヤリングに参加したのは三菱総合研究所・昭和設計共同企業体の1者。約1時間にわたり、委託業務の目的である県民の安全・安心を支える重要な施設として、災害時においては避難誘導治安の確保等、警察活動の中枢となる施設のための整備について、発表と質疑応答が行われた。
 
 審査に当たったのは阿部成治氏(福島大学人間発達文化学類教授)以下8名の審査委員会のメンバーで、新庁舎に求められる機能や建設場所の選定、建設計画に関する新庁舎の規模、防災拠点整備計画、コンセプトとなる県民に開かれた庁舎のあり方・考え方について意見が交わされた。(写真=公開ヒヤリングで行われた会場の様子)


一日も早い「選定地決定」が早期着工のカギ

 特に契約締結期間が平成25年5月末という短期間であることから提案者側からは建設用地候補とされる県庁前駐車場と東庁舎用地、
または第三の用地のいずれかを早急に提示して欲しいとの要請、審査委員会側からは工期短縮の施工方法はあるのかの質問には、「工法による短縮はあり得るが、地下化と高層化にはそれなりの時間と金がかかる」と回答した。また、「建物の寿命を何年にするかによっても変動する」と回答した。提出者の審査結果は、審査は非公開で行い、提案書の審査の公平性、透明性及び客観性を期すため、公募型プロポーザル審査結果書で公表する。(写真=手前が敷地候補の県庁駐車場と右奥の東庁舎。左は現在の県警本部庁舎)

取材を終えて

まず、ヒヤリングには数者が参加するものというこれまでの概念を覆し、大手企業の三菱総合研究所と昭和設計のジョイント1者というのには驚いた。さらにこれまでのヒヤリング会場の雰囲気とは異質なモノを感じた。どこにも提案者のパネルの展示はなく、公開ヒヤリングとしては“無味乾燥”と言ったところ。提案者にしても場所の選考や大まかな工事規模も提示されてない段階で図面は引けない段階だろう。そこに来て、期間短縮の工法はアルかナイかの質問はないだろう。双方で机上の空論をやり取りして、これが公開ヒヤリングと言えるのかどうかは疑問だ。傍聴席には7〜8人いたが、彼らの意見も同類だろう。この段階で技術提案書を出せた「三菱総合研究所・昭和設計共同企業体」はお見事。ここで、整備基本構想・基本計画策定業務はこの段階で同企業体に決まったと言うことか。それとも、特約・特密の出来レースか。(12.07.19)





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