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「コンクリートの長寿命化」で原発汚染水漏れを防げ!
郡山市・大邦産業が県除染技術実証事業へ応募


 

 福島県が除染技術開発と市町村の除染事業を円滑促進することを目的に昨年に引き続き、効果的・効率的な除染技術を広く事業者に公募をかけた『福島県除染技術実証事業』が質問期間を経て8月30日締め切られた。
 現在、9月中旬まで書類審査が行われており、9月下旬には審査委員による申請者からのヒヤリングを実施する。さらに実地試験を経て来年3月には結果が発表される予定だ。

 この実証事業に郡山市土瓜の大邦産業株式会社の大内邦夫取締役会長(=写真)が名乗りを挙げた。対象技術は「仮置場等の有効活用と適切な維持管理に資する技術(対象物:コンクリート構造物、全般)部門で、

「コンクリーに防水性を与え、透水性を阻止、遮水性を与えて汚染水の地下、概要への流水を防止する」ことを立証提案するもので、コンクリートの諸性能を損なわず、向上させ上記性能とともに、『コンクリートの長寿命化』を図ることが特徴・長所だ。

 すでにこの技術は県内の下水道処理施設を始め、自衛隊防災無線基地、郡山運転免許センター等に幅広く採用され、添付資料として、プレーンコンクリートとナルファルトC混入コンクリートの破断面電子顕微鏡写真とその反応について、また、今年8月に起きた東電第一原発での「地上タンク汚染水漏れ」に対して原子力規制委員会は「地上タンクは、コンクリートで固めた地盤の上に設置してあるが、何らかの原因でコンクリートを通過して地中に汚染水が染みこんだ恐れがある」とした記事(福島民友8/22付)を添付した。

 さらに、「カドミウム汚染の解決例を参考にすべきだ」とする国際廃炉研究開発機構の山名元理事長の談話を掲載した記事(福島民報8/27) 、カドミウム汚染に関連し岩手県旧松尾鉱山からの大量の強酸性水が赤川に流入し、北上川を汚濁した際のナルファルトの応用、さらに幼保施設、小中学校汚染事業に限らず、長期にわたる県内施設の放射線対策に、ナルファルトC混入コンクリートの性能を今回の福島県除染技術実証事業に立証し提案した。


 

 すでに同社は、今年6月に福島県土木部営繕課、農林水産部水産課に対し、コンクリートの性能のアップするための改良方法を提案し「コンクリートの長寿命化」について文書で提言を行った。すでにコンクリートの長寿命化については、文部科学省等が取り組んでいるが、大内会長はこれまでの経験と実績を生かし、さらに改良を加え「コンクリートはこれまでも安価で万能な材料はない。これかをどのように活かすかは、発注機関や関係機関の建設技術者の裁量と視点にかかっている」と応募へ意欲を示した。(2013/09/13)





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