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"個人財産でも公共財産である"を再確認
「ふくしまの旧家を活かす会」が3回目の会合開く!

 福島市周辺の旧家(古民家)を後世に遺そうと、所有者同志が連携する(仮称)「ふくしまの旧家を活かす会」の3回目となる会合が福島市成川の矢吹邸(矢吹友一郎氏所有)で、所有者を始め関係者等約30名が参加して開かれた。


 
 議題は@旧家及び古民家所有者が抱える課題A「ふくしまの旧家を活かす会」の今後の進め方について、飯坂町で旅館を営む「なかむらや」の阿部寛さんの進行で、参加者が自由に発言する形で進められた。参加者の多くは、これまでに会合の意見を基に、さらに蔵の損傷状況、古文書の保管と保存状態、またその価値観についても意見が出され、「建物の解体と同時に古文書等はゴミになる」「行政でも古文書の解読が難しく、その価値観が理解されない」「東日本大震災を機に福島市には大量の古文書が持ち込まれても、その引取先がない」「これまでにも多くの古文書や骨董品等を処分した」「市では維持管理を必要とするモノは引き取らない」「現在も住んでいるので修理や改修が金銭的問題からも簡単にはいかない」と言った意見が出された。
 
 さらに歴史的建造物の保存に積極的な関係者からは、何軒かまとめて申請するグループ補助金制度や各種文化財の登録制度等を活用することで、「個人財産でも公共財産である」ことも認識すべきだという意見も出た。また、壊す前に県や市に相談することが大切であること等、それぞれの専門家からのアドバイスを受けた。
 結論的にはこの震災によって、これまでひとりで悩んできたことを同会の悩みとして、少しでも次世代に引き継ぐ方策を模索していくこと、将来的にはNPOの参入で会の幅を広げていく必要がある等の意見が出された。まとめでは@同会をどのように進めていくのか、A旧家として、それぞれの資料を整えていくことが今後のテーマであることを確認した。終了後、参加者は矢吹邸を見学した。

 次回の会合は12月4日(水)飯坂町の「なかむらや」旅館で開かれる。福島市周辺の旧家及び古民家所有者の参加を歓迎する。問い合わせは世話人の三浦工匠店(有)三浦藤夫まで。電話は024-591-2719番まで。(2013/10/21)





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