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町がめざすコンパクトで三春らしさを強調!
三春町役場庁舎整備設計業務の公開ヒヤリング

 三春町は11日、役場庁舎整備設計業務プロポーザルに係わる公開プレゼンティーション・ヒヤリングを実施した。参加提案者は大手2者と県内の地元3設計業者が連携する1チーム(白河市・三春町・郡山市)の3者で、提案者説明15分、質疑応答15分で参加受付順に行った。

 まず、長沢悟審査委員長が、提案者3者の一部建築の現地調査を行ったとの報告の後、桜川河川改修工事に配慮した施工計画と景観の配慮、防災拠点、災害対策活動拠点等の機能を有する新庁舎の基本計画提案に挑んだ。3者は庁舎所要面積3000平方メートル程度を限度に3階建て〜4階建てを想定したコンクリート案と木造案を提案した。それぞれが三春町の歴史、地形、風土、風格、景観を念頭に町がめざすコンパクトで三春らしさを強調した。審査委員側からは庁舎構造、地震、積雪、防災等に対する安全性について質疑が相次いだほか、一部の提案者に対し、「誤解」を制する場面、審査委員の質疑に"しどろもどろ"する場面も見られた。

「地元設計集団」の新たな視点からの提案に一目

 特に県内の設計事務所3者(辺見美津男設計室・三春設計舎・阿部直人建築研究所=本社調べ)が連携し提案した木造の庁舎建設では、地場産材を活かし、地元の職人による「地元で出来ることは地元で」を強調した提案は異風を放した。中でも20年後の三春町の人口が現在から20%減少することを想定し、「地域密着によるコンパクトな役場をめざす」案はこれまでにない視点からの提案となった。審査結果は12日以降の町ホームページで報告される。

● 審査委員は次の通り
委員長・長沢悟氏
委 員・橋本國春
    長島敏彦
    渡部定夫
    佐久間保一
    降矢由美子

 

取材を終えて
情報は公開してこそ、新たな視点と発展がある!

 会場は50人を超す傍聴者で埋まった。都市計画やまちづくりを積極的に進める三春町だが、町民にもその意識の高さを感じたヒヤリングだった。中には静かに傍聴する鈴木義孝町長の姿もあったが、ヒヤリング進行にもコンパクトで三春町らしさを感じた。
取材でいつも感じることだが、これだけの設計競技を実施しながら、なぜ? 傍聴者である町民や若き設計士のためにも提案書を公開にしないのかという点である。また、写真撮影、録画・録音が禁止されている点が不可解である。何を恐れ、何を秘密にしたいのかーが分からない。県や市町村でもその対応はバラバラで、「禁止」そのものの意味が理解できない。これまで県内の「まちづくり」では他を圧倒する取り組みで他の自治体の模範となってきた三春町が、"後ずさり"する前に、まちづくりの"魁け"になって欲しい。「伊藤町長の時代は良かったなァ〜」なんて町民から落胆の声が囁かれない行政であって欲しい。「情報は公開してこそ新たな視点と発展がある」のではないかと取材者として、傍聴者のひとりとして思うのだが。
(2013/11/11)

■三春町役場庁舎整備基本計画
http://www.town.miharu.fukushima.jp/uploaded/attachment/4992.pdf





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