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審査会の委員長は「大岡裁き」で決定せよ!
南会津町新庁舎建設基本設計業務で公開プレゼン

 南会津町新庁舎建設基本設計業務プロポーザルの公開プレゼンテーション及び審査会が3月18日、御蔵入交流館で開かれ、第1次審査通過者5者がプレゼンテーションに挑んだ。審査委員には、委員長に会津大学短期大学部牧田和久教授、審査員に同柴ア恭秀准教授、渡部龍一副町長等5人が審査にあたった。公開で行われたプレゼンテーションと審査会は、何度かの審査と投票が繰り返された後、審査会が最優秀作品に選んだのは青島裕之設計室の提案。最終的には、豪雪地帯の「積雪寒冷地対策」の考え方で、屋根は"落雪か、積雪か」で提案者の明暗を分ける形となった。


 
 まず、結論から言ってしまうと「何と煮え切らない"大岡裁き"なんだ」の一言に尽きた。すでに審議のあとの投票で最優秀作品はほぼ決定付けられたのにも関わらず、審査員A 氏の執拗な"粘り"が功を奏して、自らが押す作品を復活させて、1人二票の持ち票で再度投票に持ち込んだ。ーにもかかわらず、自らが押す作品はさらに厳しく10票のうち一票を獲得したに過ぎなかった。最優秀作品は、この時点でもトップの四票を獲得した。この段階で会場の誰もが、「これで決まりだな」と思ったが、なぜか、審査員A 氏の巧みな誘導話術から、さらに3度目の1人一票の投票が行われた。最終投票では審査員A 氏の押す提案者は残ることはなかったが、1人一票の投票の結果、5票中4票を獲得した青島裕之設計室(東京都渋谷区)の提案と決まり、最優秀作品に選ばれた。また、庁舎建設に当たって、旧4町村の現状調査を実施、今後さらなる人口減少によって県内一過疎化する町の将来像にも迫った白河市の辺見美津男設計室が大手4者に混じって健闘し次点となった。審査員からは「地元に密着したこれまでにない提案」として高い評価を受けた。 また、全作品に対し各委員からは「どの作品も甲乙つけがたい」という意見が出た。 (提案者名は決定まで番号表示)

審査委員にグタグタと意見を求めるベカラズ!

 だが、5者のプレゼンテーションから決定まで延々5時間、傍聴席には定員100人に近い人々が見守る中、審議を繰り返し、2度3度の投票行い、慎重でかつ公正さを期した審査会だが、その司令塔になるのが審査委員長だ。傍聴者側から見ていても「結論あり」の段階になった段階でも、委員長が審査委員に何度もグタグタと意見を求めることで、せっかく煮詰まりかけた結論がウヤムヤとなり、傍聴席にはウンザリ顔が並んだ。そのことが冒頭の「何と煮え切らない"大岡裁き"なんだ」の一言になってしまう。「ズバッ!」と裁いてこそ、大岡裁きなのである。多くの時間と多くの経費を費やした提案者にとってもグダグダな審査会はイイ迷惑である。(2014/03/19)

【蛇足だが、今回の審査会も町の要請で「撮影、録音、写真撮影は禁止」の令が出た。職員に「何故かー」と尋ねたら、「著作権の問題です」と一蹴。じゃ、県や各市町村でやっていることは違反なのか】





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