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福島市が初のバスツアー『古民家めぐり』を開催
「ふくしまの旧家を活かす会」の三浦藤夫さんが講師を担当

 福島市は21日、一般市民を対象にした初の"ふれあい講座・バスツアー『古民家めぐり』を開催した。同企画は同教育委員会文化課が「ふくしまの旧家を活かす会」の協力を得て実現したもので、市政だよりで公募した中から定員25人が参加した。

 9時30分に市役所を出発した一行は、昨年12月に国登録有形文化財には指定された瀬上町の「嶋貫家」を見学した。当家見学では当主の嶋貫裕行さんと嶋貫倫さんから100年前に建築された主屋・離れ・文庫蔵等の歴史や家系、さらに文化財の品々について1時間にわたって説明を受け、その華やかさと優雅な風情に心を奪われた。
また、今回の講師役を務めた「ふくしまの旧家を活かす会」副会長の三浦藤夫さん(三浦工匠店代表)が嶋貫邸を始め各邸で建築の構造や技術について解説した。

 続いて、一行は飯坂町の「堀切邸」を見学、特に三浦工匠店が修復工事を手掛けた「十間蔵」では県内最古となる土蔵の復元工事の様子や建築技術等について三浦さんの説明を受けた後、石塀が連なる町並みを徒歩で「なかむらや」(国登録有形文化財)へ向かった。土蔵造りのなかむらや旅館では、江戸・明治時代の名残りを留める重厚感ある外観の佇まいに参加者等は目を見張って説明に聞き入った。

  一行は、飯坂学習センターで昼食をとった後、泉の「佐藤家」(国登録有形文化財)、佐倉の旧佐久間邸(市指定有形民俗文化財)を見学、さらに石塀が連なる明治末期から昭和前期に建築され、この大震災で半壊した成川の「矢吹邸」の修復工事についても三浦さんから説明を聴いた。矢吹邸は現在、国登録有形文化財の指定を申請中で近く登録される予定。

今回の「古民家めぐり」は、「ふくしまの旧家を活かす会」(嶋貫倫会長)の会員である旧家と古民家を主にした見学となったが、会員はそれぞれ「当家の歴史や家系について」参加者の対応に当たった。福島市はこれからも積極的に市内に現存する古建築物の維持と保存について市民への理解を深めるこうした企画を催す方針。また、講師を務めた三浦藤夫さんは「これからも行政と共に福島市内の古建築物を保存する取り組みには、積極的に協力していきたい」と語った。(2014/06/23)





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