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「サステナブル」な地域づくりを考えるフォーラム
日大工学部の若手3教授"これからの日本の課題」を探る

 環境・社会・経済の3つの観点(=サステイナブル)から「持続可能で自立した地域づくり」を目指す日本大学工学部の若手教授・準教授等3人による『地域づくりフォーラム』が9日、郡山市の日大工学部50周年記念会館で開かれた。

 まず、「サステナブルな地域づくりを支えるインフラ整備のあり方」をテーマにした岩城一郎土木工学科教授は、近年特に問題化する道路や橋、トンネルといった社会インフラの一斉老朽化を取り上げ、コンクリートの老朽化と寿命を予防保全でいかに確実にするかといった処置法について解説、福島県及び自治体の現状に触れ、住民との協働による維持管理が大切かを訴えた。また、同氏が中心となって進める「ふくしまインフラ長寿命化研究会」の取り組み、さらに全国に展開中の『全国インフラ長寿化ネットワーク構想』についても触れ、地域の好例の全国発信や情報と人との交流の大切さを説いた。

 続いて、「サステナブル地域づくりと水の将来ビジョン」をテーマにした同学科の中野和典教授は、経済の成熟と停滞、さらに人口の減少と高齢化、災害リスクなど、日本の課題を乗り越えた地域づくりについて、特に水資源の現状と課題について解説。食料の大量輸入する我が国が海外の生産国の水を大量消費している現状、さらに我が国の上下水道における水インフラの経済収支についても触れた。県内でも経済収支を満たす市町村は郡山市を始め4市のみで、下水道事業を見直すことで町の財政が改善するといった現実を指摘した。それを現実化させる方法として、今後は下水道を補完する排水処理システムとして普及を図ってきた浄化槽を小規模な下水処理システムとして整備する戦略を挙げた。三春町は現実に下水道整備の事業規模を縮小する取り組みについても説いた。


 

 最後に、「拠点づくりからはじまるサステナブルな地域づくり」をテーマにした建築学科の浦部智義准教授は、過疎問題と震災復興は高齢化と縮退化などの共通する点を挙げ、サステナブルな地域づくりが要求される問題に対して、建築と関連するまちづくりとは何なのかについて解説。過疎集落で考える家づくりと拠点施設づくり、さらに郊外(まちなか)での健康とコミュニティー、さらに廃校を利用した地域づくりなど、拠点づくりからはじまるサステナブルな地域づくりについて説いた、
 この後、3氏によるパネルディスカッション行われ、参加者とともに問題点について意見交換が行われた。同フォーラムは郡山地域テクノポリス推進機構と日本大学工学部の主催。(2015/07/15) 




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