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人気高まる福島市の「古民家めぐり」バスツアー
月光醤油・佐久間邸・民家園・梅津邸・瓶子邸を巡る旅

 福島市教育委員会文化課は3日、今年で3回目となる"ふれあい講座バスツアー『古民家めぐり』を開催した。
 同講座は事前に"市政だより"等で公募した中から抽選で選ばれた20名が参加し、福島市内に点在する福島の歴史ある建造物をバスで巡る一日の旅。ツアーには文化課の職員が同行したほか、講師には「ふくしまの旧家を活かす会」副会長の三浦藤夫さん(三浦工匠店代表)が建築の構造や技法などについて案内役を務めた。

 一行はまず、大森にある豪商『月光醤油』を訪ね、5代目当主にあたる佐藤有さんから生業の経緯や江戸時代末期に建てられた母屋や蔵座敷等の説明を受けながら見学した。
 そのあと、現在は福島市所有となって市民に開放されている名倉にある庄屋屋敷『佐久間邸』に移動し、管理する市職員の案内や三浦さんの説明を受け、江戸時代中期に建築された邸内と屋敷周りの庭や堀に江戸当時の風情に思いを巡らせた。

午後は『民家園』で昼食を挟んで、園内の「旧小野家住宅」「旧佐久間家板倉」等を見学した後,土船の養蚕農家である『梅津邸』に移り、現在では珍しい「屋敷林(いぐね)」や市の天然記念物となっている「土船の忍びの末」を含めた県北地方特有の農産農家構造を見て回った。母屋は明治初期に建築され,敷地内には蔵、隠居屋、馬小屋を始め、農作業道具や生活道具が現存し,時代がタイムスリップしたかのような錯覚に参加者からは「懐かしい〜」という声が聞こえた。

 ツアーの最後は、森合の県立美術館・図書館前に明治時代以前からの建築物も含めて今年、国の登録有形文化財となった『瓶子邸』を見学した。広大な敷地に母屋、離れ蔵屋敷、文庫蔵、長門門、さらに氏神様や穀蔵等が連立して建築されている。最近では土蔵をコンサートホールに活用する等、積極的な保存活用を行っている。

 ツアー終了後、講師に当たった三浦藤夫さんは「今では,決して造ることが出来ない建築物ばかり。多くの市民が、こうした機会を利用して,福島市の歴史と文化に触れて欲しい。一人でも多くの人に、福島の良さと歴史の大切さを感じてもらえたら、大工のひとりとしても有り難い」と語った。福島市では、参加希望者が多いことから、来年のツアーについても検討する予定。(2016/12/05)




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