市長選は団塊世代の主張!

主幹 富田正廣


  福島市に生まれて53年。自分が生まれ育った町にこんなにも熱く関わった出来事はなかった。30年間勤めた前会社と23年仕事場として関わった郡山市と一定の距離を持つ生活となった後半だったが、7月の瀬戸孝則さんとの出会いは、まさに激動する21世紀にふさわしい私の船出となった。 「熱く関わった」と言ったのは、激戦となった11月18日の福島市長選のことである。
  7月、ふる里福島に仕事場の拠点を移してまもなく、友人の誘いで団塊の世代(昭和22年、23年)が集まる「100人会」なる組織に入会した。その入会初日に、まちづくりで激論を交わしたのが瀬戸さんだった。翌日、「歯に衣を着せぬ 」男を買って頂き、早速電話を頂いたり、数日後に街の小さな焼き鳥屋で瀬戸さん、友人らと酒を酌みかわしたのが、市長選挙に関わるきっかけとなってしまった。
 まだ、巷では瀬戸さんの声はなかったが、本人はすでにその機会を伺っていた時期だったと思うのだが、選挙には無縁できた私には「今日は瀬戸さんと酒が飲める」くらいの気持ちで、本人のその決意のほどは読めなかった。
 市長選も新聞で取り上げられるようになった10月初め、100人会でも有志達が募って、会員の瀬戸君を福島市長にしようと、市民団体『団塊(DANKAI)2001』を結成し、選挙事務所とは一線をかくした推薦支援組織を結成した。入会間もない小生も副幹事長という任に加えていただき、端くれとして全面 的に支援させて貰った。この期間中に出会った多くの人々には教えられ、学んだことに感謝した。
 日増しにたくましく、自信をつけていく瀬戸さんと、100人会の会員でもあり、同級生として側面 を支えた選対副本部長を務めた今野輝男さんの後押しも瀬戸さんに優るとも劣らない活躍ぶりであった。選挙カーをひとりで運転して投票を呼びかけた市議の山岸清さん。福島市長選挙、政治活動用ビラ第2号となった「団塊世代の主張」を作成した「100人会有志」の皆さんの結束には感激した。すべて戦後生まれの団塊の世代の初挑戦だった。景気低迷、倒産やリストラで元気を無くしつつあるおじさんたちにとっても、初めて取り組んだこの選挙は、大きな大きな人生の勲章のようになモノになった。
 『投票日』は有志達が会員のお店で結果を見守ったが、速報に一喜一憂する間もなく、「当確」に選挙事務所にタクシーを飛ばすが、すでに「万歳!万歳!」の嵐で前に進めない。それでも会員の仲間が腰を後押ししたおかげで、前列に陣取って満願の歓喜に浸った。
 そして5日後の11月22日、瀬戸さんは晴れて選管から当選証書を頂いたその足で、100人会が主催する「瀬戸孝則・新市長誕生祝賀会」に出席した。参加会員からの熱いメッセージを受けた瀬戸さんは、これまでの戦い振りを振り返りながら、新しい市政への取り組みを披露した。「この会は、市政を忘れてゆっくりと飲める場所でありたい」と本音も披露。  戦いが終わった今、同じ団塊の世代の一人として瀬戸さんに期待することは、まずは瀬戸さんの明るい笑顔に期待したい。そして我々20代の頃に若者が駅前に群がったあの賑やかさをマチに取り戻してほしい。その二つできっと瀬戸さん、いや、瀬戸新市長は、これまでにない新しいタイプの団塊市長として、市民の期待に応えられるはずである。
 そして59,233票を投じた市民の多くは、利害関係を越え福島市に新しい風を期待しながら「届かなかった声」ですから、その声も必ず瀬戸新市長の耳に心に届いてください。
 新しい瀬戸市政は党利党派、支持、不支持を超えた「新生ふくしま」を創る礎であることに期待します。市民団体『団塊(DANKAI)2001』は、吉岡棟憲代表曰く「瀬戸会員の素行素振りのチェック機能機関である」ことを忘れないでください。 (2001.11.24)