電子入札は「競争と淘汰」の来航だ!

            主幹 富田正廣


 県は12月初め「電子入札システムを19年度から導入する方針を固めた」と発表した。「来るべきものが来たか」という今や遅しの思いと「いよいよ福島県にも本格的な競争と淘汰の時代がやって来たな」という複雑な心境である。何も自分が入札に参加する訳ではないが、ちよっとばかり身震いがする。
 150年前、鎖国を続けていた江戸幕府の前に突然、現れたペリー艦隊。江戸庶民は巨大な汽走軍艦に驚き、幕府はその威容さに慌てふためいた。のちに一方的な日米和親条約が締結され、下田や函館の開港や燃料、食料の提供などに応じるのである。外国を知らない幕府にとって科学技術力を誇示するペリーらに為す術がなかったのである。

 まさに県内建設業界にとって電子入札は「黒船来航」のような騒ぎのはず。黒船は「政府=国土交通省」であり、汽走軍艦は基本ソフト「コアシステム」であろうか。江戸庶民=地元業者は、そのシステムの威容さに圧倒され慌てて学び出す。日本史書物には「幕府はペリー来航を機にこれまでの4藩から14藩に警備を増加させた。ペリー艦隊が翌年(1854年)の再来航を約束して退去する際、羽田沖まで侵入したため品川沖に台場の築造を計画し、20から30の砲を備えた台場を6基完成させた。これにより、江戸湾防備の重点は出入口の浦賀水道から台場のある内海に移った」(新編日本史図表から)と記され、いかに慌てて‘お台場’対策に乗り出したか伺えよう。

 戦後60年にならんとする現在、建設業は景気低迷のさなかの改革を余儀なくされた。誰が悪いのでもない、受注産業という恵まれた社会構造に助けられてきただけのこと。「情報武装化」と騒がれて久しいが、果たして情報を如何にして収集したのか。紙媒体の一方向性に甘んじてはいなかったかが問われる。「インターネット情報」を軽んじ、未だにメール交換で満足する経営者には驚く。インターネット上には無限の情報が満載なのに活用することがない。自社ホームページもしかりだ。名刺、電話、FAX、案内パンフレットより、何倍もその活用範囲は広がるのにその活用に疎い。今後、ますますホームページは電子入札移行とともに、最も活躍すべき営業ツールになると確信する。

  あなたがいま一番知りたいことー、それは「電子入札の仕組み」ではないか。例えば、電子入札の操作の練習を行うことは可能か。電子入札に必要なツールやソフトは何が必要か。パソコンの推奨スペックは何か。電子入札操作マニュアルは用意されてるか。電子入札用のICカードリーダや入札用通信ソフトなどの購入方法は何かなど、あらゆる疑問もホームページにアクセスすれば解決する。もっとパソコンと友達になれば、黒船来航も汽走軍艦も怖くはない。http://www.cals.jacic.or.jp/question/newqa-02.htmにアクセスすれば、疑問にJACICが答えますぞ。(2002・12・24)