横山新議長就任で「骨太」福島再生か!

            主幹 富田正廣


 大方の予想どおり「県都福島」の市議会議長に就任した横山俊邦氏。翌日の新聞には持論である「税金の行方」、すなわち公共事業を含めた各種事業にどのように税金が使われているのかをチェックする機能の強化を挙げていた。そして要は「政策論議」という言葉でインタビューを締めた。
 小生はよく安洞院を訪ねては住職姿の横山氏に会う。「市政について、もっと『政策論議』を交わさなけりゃ、福島市は良くはなんね〜ょ」は、口癖のように飛び出す言葉である。特に公共事業への税金の使い方には厳しいチェックを欠かさない。福島都心東土地区画整理事業をはじめ東北中央自動車道(仮称)大笹生IC周辺地域活性化、さらに新市庁舎建設事業など大きな課題は山積みだが、持論の政策手法に加え数字での説法には歯が立たない。商売柄、数字がなければ説得ある記事も書けないほど数字は大事である。横山氏はメモを見ることなく、政策に数字の山を築いていく。

 前々回、このコーナーで「人で選ぶ。それが国を造る。」と題して書いた人物「Y」さんこそ、横山氏の事である。市議選の事務所開き当日は小雨降る朝にもかかわらず、大勢の支持者が詰めかけ、支持者への第一声は「お願い」ではなかった。「如何によい福島市を造るか」を漫談家顔負けの笑いの渦に巻き込んでの説法であった。市政にせよ、国政にせよ、物事に対し、はっきりと「NOー!」と言える政治家こそ、いま求められる政治家像なのである。その歯切れの良さはラジオ福島の土曜の朝番でも熟年女性を中心に“横山ファン”は急増中である。ファンのひとりである郡山市のNさんから「ぜひ一度お会いして直に説法を聴いてみたい」との伝言を受けてきたほどである。

 女性ファンを掴みつつある市議会の頂点が横山俊邦新議長なら、一方の頂点には瀬戸孝則市長がいる。瀬戸市長も政策のひとつに掲げた市民との対話「福島わいわい夢会議」も女性ファンならずとも着実に多くの市民の支持を急増させている。2001年11月の市長選では辛うじて接戦をモノにした。瀬戸丸もすでに一期目の後半戦に突入しようとしている。舵取り役としてその本領が問われる中で、横山議長率いる市議会とはどんな「政策論議」を展開するのか、いまから二人の対決が楽しみである。どちらも団塊の世代のニューリーダーである。小生も所属する昭和22年と23年生まれの仲間が集う「100人会」メンバーの二人が、ともに競ってこそ明日の福島市が変わるのだ。横山氏の言葉を借りれば、福島市の再生は『やり方を変える』のではなく『やることを変える』ことからはじまる。何がどう変わるのか、それがもう一つの楽しみである。(写真は4月20日、市議選事務所開き第一声と支持者で埋まった安洞院会場) (2003.5.15)