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それは“迎合”に過ぎなかったか?
福島市新庁舎建設東棟の建設で思うこと(2)
主幹 富田正廣


 福島市の地元建設業者にとって今、最大の関心事は10月15日に入札が行われる「福島市新庁舎建設工事だろう。8月27日に公告されて既に4日が経過した時点で市内には様々な情報が錯綜する。当メディアは理想の特定建設工事共同企業体は、佐藤工業+菅野建設+安藤組と想定したが、モノの見事に裏切られたようだ。これは、あくまでも未確認情報として捉えて欲しいが、1日現在の情報としては、鹿島+菅野建設、大林組+安藤組、戸田+大丸等々、さまざまな情報が舞い込んだ。果たして理想の佐藤工業は一体、何処と組んだのか。
 また、大手の大成建設、竹中工務店、清水建設といったスーパーゼネコンの花嫁は見つかったのか。「既に設計が○○に流れている」という怪情報まで飛んで、すでに最有力視されている大手もある。




 福島県は8月27日現在、県ホームページで延べ150社を指名停止処分にしている。鹿島、竹中工務店など数社を残してほとんどの企業は指名停止中だが、果たして福島市は、この期間中(書類提出期限9月30日)に県に準じて指名停止を行うだろうか。これまでも福島市は、“やったり、やらなかったり”だからその可能性は薄いと思われる。もしこれが、期間中に起こったなら、鹿島や竹中以外と組んだ地元はハラハラドキドキでいるほかない。
 こうなるとこの時点では、鹿島と組んだと思われる菅野建設、大林と組んだ安藤組が断然優位に立つ。福島県の“雄”である佐藤工業の地元花嫁候補は誰になるのか。いや、佐藤工業の県外の花婿捜しが始まっているのかは定かではない。

 福島県建設業協会や福島商工会議所など、地元業者が怒濤を組んで「地元優先に発注をお願いしたい!」と福島市に要望したほか、福島市入札監視等委員会までもが異例のお願いしたのは「一体何だったか」をまず疑いたくなる。まとまりがあるようで、まとまりのない建設業界を見た思いだ。地元企業の受注には地元の結束が肝心である。そこに行政と金融機関の後押しがあって、実現するものだ。これでは後押しするにも後押しする「地元の地盤」ではない。今回の地元優先は「迎合」に過ぎなかったか。(08.9.1)

■佐藤工業+菅野建設+安藤組が最高の組みあわせ
http://www.medianetplan.com/forum/080828.html



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