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10月15日は目が離せない一日だ!
福島市新庁舎建設東棟の建設で思うこと(5)
主幹 富田正廣


 福島新庁舎東棟建設工事の入札日も15日と迫った。注目を集めるのはやはり、建築本体の入札だろう。既に企業体構成は先月末に提出され本番を迎えるだけだが、この連休が各企業体の正念場と言ったところか。地元になるのか、それとも大手の手中に落ちるのか、15日は目が離せない一日となりそうだ。



 当社が調べた所では、佐藤工業+安藤組+大丸工務店の地元企業体と鹿島+菅野建設の企業体を主力に、清水建設、大成建設、竹中工務店、奥村組、戸田建設(当社の調査で確定ではない)の各社に+地元業者である。



 このメンバーで例え、入札になった場合、何としてでも佐藤グループは地元の名誉に賭けても落札したいと燃えるに違いない。そのライバルは鹿島+菅野建設であり一歩も譲れないところだろう。そこに割ってはいるのが鹿島を抜く大手5社のグループだが、その意気込みは読めない。穴馬なら、福島で民間建築のヤクルトを手掛ける大成建設、オイルシールの竹中工務店くらいであるがリストラが進む奥村組なども業績回復から虎視眈々とチャンスをうかがっているだろう。

 この新庁舎建設本体の企業体編成を巡っては、県建設業協会内部でも、地元としての足の乱れが論議されている。地元業者優先を!と発注者側に手を変え、品を変え迫った割りに、思わぬ足の乱れへと繋がった福島支部。そこを仕切るリーダーの“うつわ”や“主導力”が問い質されるのは当然だろう。蓋を開けてみりゃ、「何だ、これは!」といったところだ。今回の足の乱れは内外からも問われそうだ。

 まあ、こんなご時世なので「人のことなど、かまっちゃいられねぇー」と言ってしまえば、元も子もない話しだ。地元を主体とした企業体がひとつでも多く構成されれば、地元落札の確率は高くなるのは確かだが、大手と組みした地元主力業者の腹の底は、我々には知る由もない。

 地元で生き抜くためには、まず地元企業が勝ち抜くことである。それによって地元の活性化に弾みがつく。下請業者も、油屋も、金物屋も、飲み屋も、食堂も、何でもかんでも地元に金が落ちるのだ。大手に持って行かれては、それこそ元も子も無い話しなのである。(08.10.9)

■ 福島市新庁舎建設東棟の建設で思うこと(1)
http://www.medianetplan.com/forum/080828.html
■ 福島市新庁舎建設東棟の建設で思うこと(2)
http://www.medianetplan.com/forum/080901.html
■ 福島市新庁舎建設東棟の建設で思うこと(3)
http://www.medianetplan.com/forum/080912.html
■ 福島市新庁舎建設東棟の建設で思うこと(4)
http://www.medianetplan.com/forum/080924.html



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