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 建設業にも「プリウス」効果、あって然るべき!
主幹 富田正廣


 トヨタのハイブリッド車・新型プリウスが爆発的な人気だ。販売台数も軽自動車を抜いてトップに立った。5月に注文するも納車は10月にずれ込むというから驚きだ。国もハイブリット車にはエコカー減税を適用し、新車の購入を後押ししている。プリウスで約20万円程度助かる勘定だ。これが引き金となって新車の購入も増える。車業界も国も国民も回り回って、バンザイである。

 ナノ二である。この建設業界に、国は何の助け舟も出そうとはしない。これだけ建設業者が倒産に追い込まれ、失業者がメッタ、メッタに膨れあがっているのに何の対策もないのだから不思議だ。「アンタ!あんたの会社が継続することが不可能なら、国が社員の一時救済を引き受けるから、会社を畳みなさい!」というくらいのことは、建設業界のためにヤッてもいいんじゃないか。

 銀行は再生の見込みのない建設業者に対して、“貸し渋り”や“貸し剥がし”は平気でやるし、国や県は程度の良い新分野進出だ、ナンノと言って、早く建設業界から退場してくれと言わんばかりだ。体力のない業者が、ナニ分野進出だと認定され、参入してみたところで、本当にその道で成功したという事例はほとんど無い。「口は出しますが、金は十分には出ませんが、自助努力で頑張ってください!」なんて言う程度くらいしか言えないのが役人だ。自分の第2の職場探しには躍起になってあの手この手と使って潜り込むが、本当に「建設業界を立ち直して見せる」なんて言うドラマの「官僚たちの夏」のような役人はいない。

 ある友人が、「建設業界も東大出身で国に顔が利くという人間がいないから、何の手立ても見つからないのよ。業界で立派だ!何て言われる人でも、ヨコの付き合いや上との付き合いも無いから、うまく利用されるだけだ」と。まったく、その通りだ。県内の業界にも何年か経って東大出の社長が誕生し、国とのパイプや地方とのパイプが太くなれば、この業界にも「プリウス」的効果を持ち込んでくれると信じるほか無い。農業だって国の支援を個々に受けて生き延びているのに、何で建設業に個々の支援が行き渡らないのか、何となく分かるような気がする。(09.7.30)




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