外人犯罪を防ぐ奇策


 このところ凶悪な犯罪、とくに一家皆殺し、といった残忍な犯行が相次いでいる。ひと昔前までは日本は世界で最も安全な国であり、日本古来の礼節の美徳がもたらしたものとして、各国から称賛されてきた。イザヤ・ペンダサンが「日本人は水と安全はただで手にはいる、と思っている」と書いたことで「ヘェー、よその国は違うのかいナ」と逆に感心したりしたもんだ。
 だが、平成の御世になって次第に犯罪が増え、いまや強盗件数は終戦直後に迫る勢いだ。とうとう「安全世界一」から「犯罪天国」に転げ落ちた。そこで9月20日に行われた自民党総裁選挙では奇妙な現象が起きた。小泉候補、藤井候補、亀井候補、高村候補の4人が4人とも、公約の中に「犯罪対策を強化して“世界一安全な”日本を復活させます」を取り入れたのだ。2年半前にやはり小泉、橋本氏ら4人で総裁のイスを争った時には、誰も論争のテーマに取り上げなかったのだ。それだけ日本は危ない国になったことを意味する。

 気掛かりなのは、外国人の検挙数がこのl 0年間で2.6倍に増えていることだ。まあ犯罪にいいも悪いもないのだが、最近の犯罪はかっての我が国では考えられないような“粗暴”というか“手当たり次第”というか、大きく変わってきている、と思うのだ。銀行のATMをショベルカーでぶっ壊して金庫ごと持ち去るなんて、従来の日本人の発想には無かった、と思う。そこから連想させられるのは、この種の犯行はほとんどが外国人、とくに中国人ではないか、ということだ。その現れは福岡の一家4人惨殺が中国人の仕業だったことからも窺える。東京・世田谷の一家殺しにも外国人犯罪の匂いがする。

 そうなると、極めて気にかかるのは毎年のように生まれる短大、各種専門学校の学生募集のあり方だ。開学したものの、なかなか学生が集まらない。ならば外国からの留学生を・・・、ということになる。その典型が私立酒田短期大学だろう。ここには中国人留学生200人が入学したが、その本当の目的は東京での不法就労だった。授業が始まっても酒田には帰らなかった。密入国しか手段のない中国人にしてみれば、入国管理の厳しさをすり抜けるのに、留学はもってこいの手段だったろう。「日本語を勉強する」と称して実は日本で荒稼ぎする魂胆の輩がかなり混ざっているのではないか。一流大学ならいざ知らず、雨後の筍の学校にもっと厳しい目を向けるべきではないのか。時代は変わった。海外留学も変わりつつある。公約に掲げた小泉さん、どう思いますか?(2003・10・23)