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あいも変わらぬ公務員のバ力行為

建設メディア顧問
マスコミ人OB会福島ペンクラブ会長
元福島民報専務・編集局長 星一男氏
星一男氏

 先に「質が落ちたか、公務員の不祥事続出」を取り上げたが、その後もバカサ行為が相次いでいる。その一つ、いわき中央警察署長のセクハラだ。新聞沙汰になったあと、県警で要職に就いたOB数人にあの人物について尋ねたが、一様に「信じられない」と首をひねった。「その場限りの出来心で、魔が差したんじゃないか」という声もあったが、冗談じゃぁない。あのセクハラ行為はわざわざ飲み屋に呼び出して、けしからぬ動作に及んだものだ。この人物には元々こんな癖(へき)があったハズだ。そんなご仁が警察官になってボロを出さずに務め警視正にまでのし上がった。
 県警本部ながら国家公務員の身分に出世して有力ポストのいわき中央署長に就いた。ここで生来の癖(へき)が剥き出しになった、と見るのが筋だろう。世間はこうなると「こんな人間を署長にした任命責任ウンヌン」と騒ぐが、よく知るOB連中でも分からなかったくらいだから、中央から来ている県警本部長になど判別が出来るハズもなかろう。つまるところ、本人を責めるしかないんだが、60歳を前に功なり名を遂げて勇退する寸前に一切をフィにするなんて自業自得を絵に描いたようなもんだ。

 一方では校長先生もご乱行だ。福島県内で高校長を退任して嘱託で再就職した元校長先生が破廉恥な行為をしていたニュースに顔を顰めていた矢先、12月23日の夕方、新潟県柏崎市で小学校校長が酒に酔って停車中の電車の中で「ここは何処だ」とわめきながら乱暴狼籍を働き、こともあろうに止めに入った高校一年の男子生徒を殴って軽い怪我を負わせた、というのだ。天皇誕生日を祝った酒か忘年会かは知らないが、校長が高校生に諌められて殴るとは・・・。教育者の道もひっくり返ってしまった、と天を仰いで涙したくなる。この校長も57歳。昨日今日から酒を飲み始めたわけでもあるまいに、酒が自分を制御出来なくする位のことは、もう修練済みではなかったのか。学生時代に親友が「泥酔すると記憶が無くなるんだよナ」と言い出し、「そんな馬鹿な。生きている限り記憶が無くなるなんてあり得ない」と反論して青臭い論争をやったことがあった。その自分が新聞記者になって泥酔し初めて前夜の記憶を失った。「やっぱり、深酒で記憶を失うことがあるんだ」と親友に詫びたことがあったっけ。その後も泥酔して記憶を無くし、へマを数限りなくやった。酒は人生にバラ色を添える裏で、人生を誤らせる”諸刃の剣”であることに、件の校長は思い至っていなかった。酒道の未熟者がまた一人、一生を棒に振った。(2008・12・25)





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