市民のページ

魔の県道62号線”恐怖の峠越え”

 皆さんは県道62号線はどこからどこまでの区間だかを知ってますか。それよりどの辺だか分かりますか?
 マスコミの端くれも55年生きてきたが、これほど恐ろしい県道を走ったことはありませんよ。本当驚きました!それも会津地方ならともかく浜通りと中通りを跨ぐ道路ですからさらに驚きです。ここを完走した方って県内にどれくらいるのか知りたいものです。

 その日は季節柄、浪江町の泉田川の鮭を味わおうとAさんとBさんと味わった帰りに、「6号線は単純で観る所もないから別な道を帰ろうか」というAさんの提案で原町市に出たのが事の始まり。「高の倉ダムの紅葉もきれいだろうからその国道を帰ってみっぺ」という軽い気持ちで向かった。「県道62号線は二本松まで行ってるんなら、帰りは菊人形でもちょっと観て行こうか」と意見も一致しての出発。高の倉ダムは絵に描いたような紅葉で、湖畔では写生をする数人もいた。そこで記念写真を撮ってまもなく山越えに入った瞬間、『大型車の通行禁止』の看板が現れ、一行は「おい!大丈夫かな・・」「狭いけど通れないと言うことはないようだよ」と言う会話でひと安心。だが、進めば進むほど不安は的中の連続。「この先8・砂利道」の表示だけで、他に何の看板も見あたらなかった。(請戸側の鮭漁に高の倉ダムの紅葉と気分は最高だったが・・)

 まあ!後々驚きが恐怖に変わりましたが、下のホームページにアクセスしていただければ、どんな県道なのかは少しは理解していただけるだろう。こうした県道がまだまだあることを知って、ゾッとした。
(これが県道!この辺りはまだ余裕?の運転・・)

“県の税金って本当にどう使われているのか”と運転しながら疑いを持ったほどだ。人口が多い場所や交通の往来の激しい所だけに公共事業費が投下されるのは当然だが、こうしたところには事業費が投入されないなんておかしいことだ。どこにも人の生活はあるし過疎地にも道路は走っているのだ。昔は主要道路であった道路も新規道路が出来ることで廃道同然になってしまう可能性は高い。だが、そこをどうしても通らなければ生活できない人達もいる。「そうした人のための道路を確保しないから余計に過疎地が生まれていくのだな」と自分に言い聞かせながら、カーナビが示す
県道62号線】の表示だけが運転の支え、いや心の支えといったところだった。ホッとするのは人いたと思える廃屋や大きな石碑、そして民間会社の「社有地に付き立入禁止」の看板を見つけたときぐらいだ。もう前に進む以外にないし対向車が来たら一巻の終わりだ。ひたすら対向車がこないことを願いながら一刻も早くここを駆け抜けたい心境で、気持ちはもう“崖っぷち”で、「これが県道かよ。何とかしろよ!」と一人言をいいながら青ざめたいた。誰もが無言でひたすら前方一点を見つめて無事を祈った。
 やっとのことで飯舘村蕨平の広い舗装道に出た。「こんな峠があったなんて信じられないよ」と互いやっと笑顔に戻った。だが二本松市には出たものの、菊人形を観る元気もなくまっすぐ帰路に着いた。

 浪江町をめざした朝の114号線は見違えるほどよくなった。大柿ダム付近では国道の付け替え工事が行われている。大がかりな現場だが、崖崩れの危険防止以外には特に必要性を感じられない現場だ。(この場所に付け替え?本当に必要かな・・・)
そんな国の予算を廃道寸前の道路整備に回すという「過疎地対策」を本気で考えるべきではないかと、何気なくデジカメで撮ったあの現場が後になって恨めしかった。税金は万遍なく国民のために使われるべきだと“恐怖体験”が物語った。もう二度とあの“魔の県道62号線”を通ることはないだろう。(M)

■福島県道62号原町二本松線(?峠)
http://popup2.tok2.com/home/roadweb/report_p/p62_haramachi/p62_haramachi_3.htm#top
■福島のモーレツ主要地方道
〜福島県道62号線原町二本松線〜
http://kendokai.hp.infoseek.co.jp/katudo130716_4.htm
■福島県道[主要地方道]
http://901.st/901pr/fukus0.htm