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思い切って“市営バス”を走らせろ
〜福島交通のバス路線廃止問題〜

 読者の皆さんはどう感じますか? 福島交通の赤字バス路線の廃止。昨年からくすぶってきたこの問題も、結局は福島市が全面譲歩で決着した。新たに市は1000万円以上を負担するが、福島市は18年度当初予算に、にぎわいのあるまちづくり『バス路線運行維持対策事業費』
バスは市民の足だが、市民サービスの点ではどうか
バスは市民の足だが、市民サービスの点ではどうか
として既に7654万円を計上している。このまま行くと、数年後には毎年1億円を超すのは必至だろう。車を運転しない人、過疎地の人々にとって、バスは貴重な交通手段であり、大切な足変わりである。そんなことは誰でも承知の上のことだが、一バス会社に言われるがまま、“市の主な事業”のひとつとして、このまま予算計上し続けていいモノだろうか。バス会社とて、一介の会社である。このニュースを知って、「福島交通に金を出すのなら、オレの会社にも出してくれよ!市長さん」と思った人はいたはずだ。
 「市民の足」を拘束されては、誰も文句のつけようはないが、果たして福島交通は民間企業としての“最大”の努力を怠ってはいないだろうか。“最善”の努力は認めるとしても、公共機関として、“市民のための市民サービス”を考えているかということだ。ポール一本を立てるだけでココが「バス停」という感覚ではなく、少なくても数人は雨風がしのげる「小屋」があってこそ「バス停」である。刻々と変化する道路網やまちづくりの変化などに対応した路線変更を怠ってはいないか。いくら減価償却が終わった大型バスとは言え、細い街並みや過疎地をわがもの顔に走ってはいないか。通勤通学者のために他の交通機関と連携した発車・発着時間になっているのか。最終新幹線である東京駅発〜福島駅着は23時18分なのに飯坂電車は最終が22時45分発なのは、まったくダイヤに対する気くばりが感じられない。身近な所でさえ、こうした不満はあるのだから、「福島交通はこれだけ努力をしているのだから、仕方あるまい」という声はどこからも聞こえてこないだろう。
 福島市はタダ補助金を出して問題解決という姿勢ではなく、“市民サービス”を第一に考えた対策を講じる時期にあるという考えはないのか。この際、福島交通の企業としての競争意識づくりと市民の賑わいのあるまちづくり創生のためにも、思い切って「市営バス」を走らせてみてはどうか。(06.2.24)


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