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造った誇りと同様、維持管理も立派
 平成15年の夏から工事が始まった福島刑務所増改築工事も丸3年を経て全体工事が完了した。これまで工事の進捗状況を知らせてくれた「上原だより」(写真)も最終号が手元に届いた。これまでの工事関係者の労働時間は230万時間を超え、これを延べ人数に直すと約29万人となり、福島市の人口と同じで、市民全員が一度は刑務所で労働したことになる勘定だ。施工者である鹿島の建築事務担当者は工事開始の年に生まれた娘も2歳になって元気に走り回っていると記してあった。それだけ一大プロジェクトを成し遂げることは、子どもの成長と同じ年月を現場で過ごす大変な仕事である。

 いつだったか、テレビだと思うが、こうしたプロジェクト現場で働く親を持つ子どもは、「これ、お父さんが造ったんだよね!」とその現場を通るたび父を誇りに思う気持ちは、大人になっても変わらないという。本人も後世に残る建造物に携わった誇りは、仲間と寝食を共にした者にしか味わえないものなのだろう。そこには、現場が始まる前は前で、地元との話し合いでもめ、始まったら始まったで、周辺とのトラブルにも頭を下げて回り、何とか工事を順調に進めようとする現場は大変なんだろうと察する。そんなトラブル解消の一環でこうした「広報紙」も発行するのだろうが、その心遣いに地元民の一人として感謝するものである。




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