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Home > 市民のページ >2006/10/25

電波に乗せて伝えたかったこと

 プロ野球日本シリーズ第一戦が中日球場で始まった21日、福島市置賜町のバセオ通りにある福島コミュニティ放送・MF-POCOに2度目の生出演をしました。一度目は桜が満開の4月15日でしたから、あれから早いもので半年が過ぎました。その頃、これほどまでに福島県が「地に堕ちた県」になるとは、誰が予測できたでしようか。たった半年足らずで「公共下水道工事談合」で、県内の建設業界が大きく揺れたかと思えば、今度は福島県が絡んだ「官製談合」に発展し、元県土木部長の自宅の家宅捜索や事情聴取、さらに建設業界トップを始め、談合を取り仕切った前知事実弟らが逮捕されました。9月28日、とうとう知事の言う「クリーンな政治」も県民の声には勝てずに辞任しました。10月に入ると、にわかに東京地検特捜部は、本丸である前知事の身辺へと詰め上り、実家の家宅捜索へと移っていきます。そこから見えてきたのは、「公選挙法違反」や「贈収賄」の疑いでした。前知事もとうとう23日には、「逮捕」となり「容疑者」となってしまいました。

 私はMF-POCOスタジオで、「談合問題は福島県だけの問題ではない。現在のシステムが続く限り、これからも日本全国に起こり得ることです。まず、なぜ今のシステムが大手ゼネコンから、末端の業者まで統一したものでなければならないかという問題を解決すべきです。地元の小さな業者にも家族や社員はいるのですから、地元の工事は、その地域の業者がやれるようなシステムを考えなければ、いつまで経っても業界はよくなりません。もう、福島県は全国に恥をさらし、地に堕ちたのですから、全国の発注者や業界のためにも、福島県から全国に共通する『工事請負システム』を作り出すくらいの改革をやるべきです。“談合王国・福島県”その汚名返上と名誉挽回のためにもしっかりやるべきですよ。談合がなぜ悪いのかは、談合には競争原理が働かないこと、業者に発展もなければ、地域社会も発展しないということだからですよ」と、ひとりでマイクに向かって『檄』を飛ばしていました。(写真=“こんどこそ!いい主を“と待つ知事公舎)

 スタジオからリクエスト曲が流されたあと、さらに、「建設業者に最も足りないことは、地域貢献と地域住民との結びつきです。地域貢献というと、行政に対してすぐに寄付金をすることだと思っているようです。また、住民との結びつきというと、行政が行う催しに業界挙げて参加することだと勘違いしています。昔はマチの電気屋さんと言えば、電灯が切れたといっては走って買いに行ったり、テレビが壊れたといえば修理にすぐに来てくれたり、電気屋さんは私たちに身近な存在でした。それと同じように、マチの建設屋さんは、生活道路や近所の家の周りが崩れたり、壊れたりしたら、すぐに飛んで行って直してやるようでなければなりません。いつでも身近な存在でなければ、別世界のヤクザ屋さんやサラ金屋さんらと同様にダーティーな存在として、離れた存在として扱われるほかないのですよ」と用意した原稿の何分の1かの想いを話せただけでしたが、小生の想いは、FMPOCOのスタジオから電波に乗って市民の皆さんや建設業者のみなさん、さらには最も責任のある県庁職員の皆さんの耳にも届いたかと思っています。

 26日は知事選の告示日となります。昭和51年、「木村王国の崩壊」からちょうど30年目にして「佐藤長期政権」も崩壊しました。4期目の木村政権、5期目の佐藤政権はともに長期政権の下で同じ失敗を2度繰り返しました。このことは、私たち県民ひとり一人が2度も知事という人物を選び損ねたという恥があります。11月12日の投票日は、同じ間違いを3度繰り返さないためにしっかりと人物を見つめましょう。ですが、ひとつ残念なのは、東京・永田町でなく、もっと県民の身近なところから人選ができなかったのかということです。《M.T》 (06.10.25)



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